国際情報学部

国際情報学部の学生が第54回サイバーワールド研究会において発表を行いました

発表中の大塚さん

国際情報学部_iTL_の飯尾淳のゼミでは、人間とコンピュータのインタラクションや、サイバーワールド及びリアルワールド両面における市民の行動分析等について研究しています。

8月3日に中央大学市ヶ谷田町キャンパスで第54回サイバーワールド研究会が開催されました。
本研究会において大塚零さん(国際情報学部3年)が、時間と場所を問わずに多様な人と交流をできる場・対話手段としてメタバースの活用を検討し、主要な対話手段であるテキストチャットや対面との比較実験等の研究成果の発表を行いました。

 

タイトル:メタバースを用いたコミュニケーションの可能性に関する検討
共著者:森光壱(同学部3年)、飯尾淳(同学部教授)
概要:本研究は、メタバースをSNSと位置付け、対話手段としての現状と可能性を調査したものである。研究の背景には新型コロナウイルスによる人々の生活への負の影響から生じた「いつ、何が起きるかわからない」という人々の不安があり、その中で、「時間と場所を問わない、多様な人との交流の場」に向かうこの分野への需要は、今後更に高まると考えた。
そこで、メタバースと、主要な対話手段であるテキストチャット、対面を比較する実験を行い、メタバースの現状における立ち位置を得た。すなわち、対面には及ばないものの、テキストチャットよりはポジティブに受け入れられていることを確認した。そのうえで、メタバースが今後私たちの生活をより豊かにするために、解決すべき課題を考察する。

 

サイバーワールド研究会についてはこちらのWebサイトからご確認ください。
https://www.ieice.org/iss/cw/jpn/

iTLでは、2年次後期からゼミ(科目名:「国際情報演習」)が始まります。
各ゼミでは各分野のそれぞれ切り口から情報社会の諸課題に対する解決策を導く研究を行います。
iTLでは引き続き、講義で得られる「理論」とゼミでの「実践」により、より良い情報社会の構築に貢献できる人材の育成を目指してまいります。