国際情報学部

国際情報学部の学生が電子化知的財産・社会基盤研究発表会において発表を行いました

2022年06月13日

国際情報学部の小向ゼミと中島ゼミの学生が、一般社団法人情報処理学会の第96回電子化知的財産・社会基盤研究発表会において、論文を発表しました。

国際情報学部_iTL_の小向太郎ゼミでは、情報通信技術の発展によって生じる新たな法制度上の課題について、中島美香ゼミでは、新しい技術やビジネスの進展に伴う法制度上の問題について、それぞれ研究しています。

本学会において、それぞれのゼミの学生が以下のとおりの発表を行いました。

荒木田紀帆さん

荒木田紀帆(国際情報学部3年・小向ゼミ)
【タイトル】「トレパク」と著作権侵害
【概要】近年SNS等で、自分が作成したイラストを投稿する人が増えている。その中には、他人のイラストや写真を、そのイラストの作者や写真の撮影者の許可を得ずにトレースしていると疑われるものがあり、非難の対象になっている。「トレパク」と呼ばれるこのような行為が、法的にはどのように評価されるのかについて検討した。

諏佐日那乃さん

諏佐日那乃(国際情報学部3年・小向ゼミ)
【タイトル】主要プラットフォーム事業者の誹謗中傷への対応に関する考察
【概要】インターネット上における誹謗中傷が深刻な問題になっている。誹謗中傷を受けた者にとって、プラットフォーム事業者に情報の削除等を求めた場合に、どのような対応が行われるのかは重要である。総務省が公開している事業者へのヒアリング調査結果をもとに、各事業者の対応方針や対応状況を比較・分析し、対応上の課題について考察した。

藤田彩水さん

藤田彩水(国際情報学部4年・中島ゼミ)
【タイトル】「破産者マップ」と同種のウェブサイトに対する個人情報保護委員会の命令について
【共著者】太田光(同4年)、加藤才(同4年)、小崎愛華(同4年)、吉田旬里(同4年)、中島美香
【概要】インターネットサイト「破産者マップ」は、破産手続開始決定の公告として官報に掲載されていた情報を用いて、破産者の個人情報を収集し、データベース化したうえで、地図としてプロットして公開した。「破産者マップ」と同種のウェブサイトに対する個人情報保護委員会の命令について検討した。

iTLでは、2年次後期からゼミ(科目名:「国際情報演習」)が始まります。各ゼミでは各分野のそれぞれ切り口から情報社会の諸課題に対する解決策を導く研究を行います。
iTLでは引き続き、講義で得られる「理論」とゼミでの「実践」により、より良い情報社会の構築に貢献できる人材の育成を目指してまいります。