国際情報学部新着ニュース

2021年07月13日

国際情報学部学部長・教授 平野晋が人工知能学会の企画セッションに登壇しました

国際情報学部学部長・教授 平野晋

2021年6月8日、2021年度人工知能学会全国大会の企画セッション「社会が望むAIのかたち -サステナブルなAI社会を目指して-」に、国際情報学部学部長・教授 平野晋が登壇しました。

平野はこれまで、国内においては総務省の「AIネットワーク社会推進会議」や内閣府の「人間中心のAI社会原則検討会議」に、国外においてはOECD「AIGO:AI expert Group at the OECD」(AI専門家会合)に参画しており、AIの開発や利活用に関する議論に貢献してきました。
日本国内における議論は、世界的にも評価されており、先述の2つの会議体において検討・公表されたAI諸原則・ガイドライン案が基礎となって、OECDのAI原則理事会勧告が発出されています。
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AIの誕生は、AIが人間の能力を超えるシンギュラリティの到来を予感させました。AI技術が正確に認識され始めた中で、私たち人間は、社会の中でAIをどのように活用するかを議論し、実行しなければなりません。
本セッションでは、AI研究の有識者が、AI・機械学習といった技術的側面、国としてのガバナンスや法規制といった政策的側面からAIの社会実装に関する可能性・期待・限界について、多様な視点から議論が行われました。

本セッションで平野は、これまで国際的な議論の中で主流であったAIを法律で縛らずに規制やガイドラインで統制するという「ソフトロー」の考え方と、これに逆行して欧州が打ち出している厳格な罰則を伴う法案を紹介し、今後の国際的な議論の新たな方向性を検討する必要性を指摘しました。

 

日本政府が宣言している「Society5.0」においては、AI・IoTをはじめとする情報技術(「情報の仕組み」)の利活用は不可欠ですが、無秩序な情報技術の利活用は社会の混乱を招くことは明らかです。理想的な「Society5.0」の達成には、情報技術を安心・安全に社会実装するための法律・規制(「情報の法学」)の検討もまた必要です。
国際情報学部_iTL_では、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」(Information Technology & Law)を理念に掲げ、これらの知識・スキルを教授し、さらにグローバルに通用する「グローバル教養」を教授することで、「Society5.0」の実現に資する人材の輩出を目指してまいります。