国際情報学部

国際情報学部の学生がHCD研究発表会において発表を行いました

2021年06月11日

発表する郡司大河さん

国際情報学部3年郡司大河さんが特定非営利活動法人人間中心設計推進機構の2021年度春季HCD研究発表会において、論文「紙媒体と電子媒体の資料の読み取りにおけるUXの比較」を発表しました。
※共著者:同学部3年友居柊也、佐久間史也、松崎たお、津上ユリアン、トッパン・フォームズ株式会社 指澤竜也、国際情報学部教授 飯尾淳

国際情報学部_iTL_の飯尾ゼミでは、人間とコンピュータのインタラクションや、サイバーワールド及びリアルワールド両面における市民の行動分析等について研究しています。その研究のひとつとして、飯尾ゼミの5名の学生がトッパン・フォームズ株式会社と協働し、紙媒体と電子媒体で資料の読み取りのどのような違いが出るかを分析しており、今回の学会発表に至りました。

分析にあたっては、読み手が資料のどこを見ているかを記録する視線追跡装置や、資料の読解中の集中度合や緊張度合を測定できる脳波計測装置を用いる等、読み手の体験を数値化することで分析結果の客観性を担保しています。また、調査対象を若年層、中年層、高齢者にグループ分けすることで、世代間の比較も行っています。

iTLでは、2年次後期からゼミ(科目名:「国際情報演習」)が始まります。各ゼミでは「情報の仕組み」「情報の法学」「グローバル教養」のそれぞれ切り口から情報社会の諸課題に対する解決策を導く研究を行います。iTLでは引き続き、講義で得られる「理論」とゼミでの「実践」により、より良い情報社会の構築に貢献できる人材の育成を目指してまいります。