国際情報学部

国際情報学部の授業において、総務省から講師をお招きし、講義が行われました

2021年06月02日

松本和人 様

2021年5月27日、国際情報学部_iTL_の授業科目「国際規約と国際標準化団体」(担当教員:本学部特任教授 景山忠史)において、総務省国際戦略局通信規格課 松本和人様をお招きし、講義が行われました。

本科目は、情報通信規格やデータのフォーマット等の国際的に通用する標準規格の概要及びその形成過程を把握し、新たな技術開発やサービス実施と規格の標準化の関係についての知識を修得する科目です。「情報」という目まぐるしい変革が起きる分野においては、その分野に携わる実務家からの講演は、最先端の知識を得るという点では非常に貴重な機会です。

今回ご登壇いただいた松本様の講義のテーマは、「Beyond 5G時代に向けた知財・標準化の推進」。

5G(第5世代移動通信システム)は2020年3月から商用サービスが開始されたばかりですが、さらに10年後を見据え、5Gの次の世代である「Beyond 5G」いわゆる6Gの実用化と社会実装に向けた産官学協働による取組が始まっています。日本のみならず、アメリカや中国、欧州や韓国といった情報通信技術の先進国でも6Gの研究開発に着手しています。

松本様からは、総務省が掲げる「Beyond 5G推進戦略」の概要とその具体的施策である研究開発戦略、知財・標準化戦略、展開戦略についてご紹介いただき、特に、本科目が焦点に当てている知財・標準化の推進に関する取り組みを解説していただきました。

iTLでは、「情報の仕組み」と「情報の法学」に関する最先端の学びを提供するべく、産業界・官公庁から多くの実務家を招聘し、授業を展開することで、Society5.0を担う人材の養成を目指してまいります。