国際情報学部

『AERA』2021年3月15日号に国際情報学部准教授 中島美香のコメントが掲載されました

2021年03月10日

国際情報学部准教授 中島美香

国際情報学部准教授 中島美香の専門分野は民法、情報法、競争法です。

ヤフーとLINEの経営統合によるネット広告の強化とわが国における政策動向について、『AERA』2021年3月15日号に、中島のコメントが掲載されました。

2021年3月1日、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEが経営統合しました。ヤフーとLINEの総利用者数は3億人を超え、「和製GAFA」の誕生とも言われています。両社のサービスの利用者の膨大な情報を紐づけることで、利用者にとってニーズの高い有益なネット広告を展開することができるようになりますが、ネット広告のあり方については、個人情報保護の観点から世界的な議論が巻き起こっています。今回の経営統合によるネット広告事業の強化も例外ではなく、公正取引委員会は、両社が持つデータの利活用方法について、3年間の報告を義務付けるという対応をとることとしています。
本記事内で中島は、「ネット広告の取り扱いには、世界的な個人情報保護の動向に注視しつつ、利用者情報の活用の透明性の確保と厳格な管理が求められる」旨のコメントを寄せています。

統合のヤフーとLINE「和製GAFA」となるか “国の足かせ”でマイナスになりかねないジレンマも