国際情報学部

国際情報学部の授業において、総務省から講師をお招きし、講義が行われました

2020年12月22日

2020年12月16日、国際情報学部_iTL_の授業科目「情報政策概論」(担当教員:本学部特任教授 景山忠史)において、総務省国際戦略局国際政策課 上野文誠様をお招きし、「総務省の情報通信分野における国際業務」をテーマとした講義(オンライン)が行われました。

本科目は、我が国における政府の情報通信政策について、その成立過程、枠組み、諸外国との比較、変遷などを概観し、この分野において政府がこれまで果たしてきた役割及び今後果たすべき役割を考察する科目です。

上野様がご勤務される総務省ではこれまで、情報通信、郵便、消防等の幅広い分野における日本の技術や政策の海外展開を推進することで、世界各国が抱える課題解決に貢献してきました。とりわけ、情報通信分野においては、ミャンマーでの携帯事業参入、コロンビアでのICTを活用した農業改革、20を数える国々での日本方式の地上デジタル放送の導入等、官民一体となって、日本の情報通信技術を世界各国に展開しています。

上野様からは、これまでの総務省での取り組みと、それらの取り組みのより一層の推進を目指す「総務省海外展開行動計画2020」(2020年5月1日公表)について、概要をご説明いただきつつ、上野様ご自身の在タイ日本大使館でのご経験を踏まえた、現場レベルにおける具体的な業務についてもご紹介いただきました。

国際情報学部_iTL_は、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」(Information Technology & Law)を教育理念とし、国際社会に受容される情報サービス・情報政策を実現できる人材の輩出を目指しており、学生の中には、国家公務員や地方公務員としての進路を志望し、学修に取り組む学生も多く在籍しています。そのような学生にとって、本科目の他、2年次配当科目の「情報政策ワークショップ」や3・4年次配当の実践的科目は、希望する進路の実現に重要な役割を持ちます。

iTLでは、「情報の仕組み」と「情報の法学」に関する科目を軸に様々な科目を提供することで、公務員やICT系企業、メディア系企業、コンサルティング企業等、学生の多種多様な進路のニーズに応えることができるよう努めてまいります。