国際情報学部

国際情報学部の授業において、三浦法律事務所の日置巴美弁護士を講師としてお招きし、講演が行われました

2020年12月16日

2020年12月10日、国際情報学部_iTL_の授業科目「国際情報演習Ⅰ」の法律系合同演習(担当教員:本学部法律系教員)において、三浦法律事務所の日置巴美弁護士をお招きし、「データプラクティス、データ・ICTとこれらを取り巻く課題」をテーマに法律系演習科目を履修する学生と議論が行われました。
(コロナ禍により遠隔での受講を希望する学生に対しては、オンライン接続によるリアルタイム配信を行いました)

「国際情報演習」は、演習方式で「情報基盤」、「情報法」、「情報実践」、及び「グローバル教養」の4つの分野にわたるテーマを調査、発表及び議論する科目です。

日置巴美弁護士は、個人情報保護制度やデータプラクティスに精通する弁護士としてご活躍されています。
本演習では、データ・ICTとこれらを取り巻く課題をご提示いただきました。Society5.0時代のデータ利活用のあり方について、東京都官民連携データプラットフォーム運営に向けた準備委員会での議論や、経済産業省及び総務省「DX 時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0 」が策定された背景などをお伺いしました。
また、人工知能(AI)など技術の進展に伴うデータの取り扱いに関する法制度上の課題として、プロファイリングの問題についても議論を行いました。

iTLは、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」(Information Technology &Law)を理念に掲げ、情報技術の発展著しい国際社会で活躍するために必要な知識・スキルを教授する講義科目を多数設置しています。各学生は、これらの講義科目で得た知識をもとにゼミ形式で実施される「国際情報演習」において、自身が定めたテーマを調査、発表及び議論することで、そのテーマに対する研究を深めていきます。
今回の合同演習は法律系ゼミの合同演習でしたが、上級年次での「国際情報演習」では分野を横断した合同ゼミを開催することで、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」を実現し、これからの情報社会を担う人材の輩出に努めてまいります。