国際情報学部

国際情報学部の斎藤ゼミにおいて、Immerse Inc.が提供するVRの英語授業を体験しました

2020年12月03日

国際情報学部_iTL_の斎藤ゼミ(科目名「国際情報演習Ⅰ」)において、EdTech企業Immerse Inc.(本社カリフォルニア州)が提供する語学学習プラットフォーム「immerse」を使って、VRを用いた英語授業を体験しました。

文部科学省が発表した「大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ(Scheem-D) ~ With  コロナ / After コロナ 時代の大学教育の創造 ~」 (2020)では、『VR(Virtual Reality)、AR(Augmented Reality)を用いた実習により、現場実習、実験に近い経験を行える授業』を新しい教育の一例として挙げています。

EdTech(Education & Technology)を主な研究テーマとして扱う斎藤ゼミでは、学生自らがEdTech×英語の体験調査を通して、その効果や問題点を検証することも授業の目標の一つとして掲げており、英語授業におけるVRの活用に関する検証を行う本取組は、国の施策であるScheem-Dとの関連性が高いと言えます。

実際にVR英語授業を体験した学生からは、VR英語授業がもたらす効果として、情意フィルター(言語学習の際の心理的な不安感)の軽減、長期的な記憶保持の可能性、モチベーション向上等があげられ、今後のVRの活用については、コロナ禍で実施が難しくなっている留学等の代替案としての海外大学授業への「参加」、海外でのホームステイ「体験」、世界の国々・地域・世界遺産等への「訪問」などの提案があがりました。

一方で、相手の表情やジェスチャー等の視覚的情報を通じた意思疎通が取りにくいといった課題や、VR利用時の企業への個人情報の適切な共有方法についても議論の対象となりました。

 

iTLでは、国際社会が抱える情報の諸課題を多角的に分析・解明した上で、国際社会に受容される情報サービス・政策を実現できる人材の養成を目指しています。
近年の情報技術の進展に加え、今般のコロナ禍によるオンライン授業の普及も相俟って、教育の在り方も見直され始めており、本ゼミ所属の学生の中から、EdTechによる新しい教育の在り方を提案・実現し、教育業界に革新をもたらす人材が輩出されることを期待しています。