国際情報学部

国際情報学部の松崎ゼミにおいて、株式会社パデコから講師をお招きし、講演が行われました

2020年10月14日

株式会社パデコ 杉山竜一様

2020年10月9日、国際情報学部_iTL_の松崎和賢ゼミ(科目名「国際情報演習Ⅰ」)において、株式会社パデコ教育開発部部長 杉山竜一様を講師にお招きし、オンラインでの講演が行われました。


松崎ゼミでは、サイバーセキュリティとEdTechを主な研究テーマとして扱っています。ゼミ開講初年度の今期は、スマートホーム・スマートシティ・スマートスクールを切り口に、それらの取組が安心・安全に進捗するために求められるデータ収集・分析の能力を身につけます。
株式会社パデコは、教育・道路・鉄道・金融・農業・観光・都市開発等の多様な分野における国際的な開発コンサルティングを行う企業です。杉山様は同社の教育開発部において、ルワンダにおけるプログラミング教育の支援に携わっていらっしゃり、スマートスクールという観点で松崎ゼミの研究方針と合致しており、今回のご講演に至りました。

杉山様からは、ルワンダ虐殺によって破壊された教育体制を立て直そうとするルワンダの取組とその現状、国全体のIT化によって発展途上国から抜け出そうとするルワンダにおけるプログラミング教育に対する同社の支援、with コロナ・after コロナに向けて、AR・VRを活用した同社の新たな取組の展望等をご紹介いただきました。

学生からは、コロナ禍におけるルワンダの教育の現状、実際に教育を行う立場である現地の教員に対する支援の在り方と課題、教育支援等の事業を展開するにあたっての現地の法制度、異文化の背景を持つ他者に接する際の留意点等、多岐にわたる質問が寄せられました。

iTLでは、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」(Information Technology & Law)を教育理念に掲げ、その知識を持って国際舞台で活躍するための『グローバル教養』をも養うことを目指していますが、スマートスクールひとつをとっても、その事業を起ち上げ、運用するための『情報の仕組み』の知識、その事業を安心・安全に社会実装するための『情報の法学』の知識、その事業を世界的に展開するための『グローバル教養』が必要であることは明らかです。

異分野の知識を融合し、社会が抱える諸課題を解決する情報サービス・情報政策を実現する人材の養成に向けて、iTLのゼミでは、各ゼミの専門分野に偏重せず、異分野の知識を融合した学際的な研究を目指してまいります。