国際情報学部

国際情報学部の斎藤ゼミにおいて、グーグル合同会社から講師をお招きし、講演が行われました

2020年10月07日

2020年9月29日、国際情報学部_iTL_の斎藤ゼミ(科目名「国際情報演習Ⅰ」)において、グーグル合同会社のGoogle for Education部門、マーケティング統括部長Stuart Miller様を講師にお招きし、英語での講演が行われました。

斎藤ゼミでは、EdTech(Education& Technology)を主な研究テーマとして扱っています。とりわけ、英語教育・英語学習に取り入れられているEdTechに関する研究に重きを置くことで、本ゼミの所属学生は、iTLで身につけた「国際性」と「情報の仕組み」に関する知識を活かした研究を進めていきます。

今回の講演のタイトルは「Contribution of Google for Education to education in Japan and Asian countries」。教える側と教えられる側に求められる能力とは何か、情報機器・情報通信技術の発展著しい今日においてオンライン教育支援システムは教育に対してどのようなサポートを実現できるのか、グーグル社が提供するシステムを例に挙げつつ、今後の教育の可能性について言及していただきました。

奇しくも、学生は現在でも一部の授業を除き、オンライン授業の受講を余儀なくされており、今回のMiller様の講演は、自身の経験を踏まえながら聴講することができ、より深い理解を得ることができたはずです。
今回のコロナ禍をきっかけに、オンライン教育への期待は高まっていますが、Miller様からは、情報機器・情報通信環境の違いによる教育格差の発生についての指摘もありました。iTLの学生の中には、例えば、EdTechを活用し、海外、とりわけ発展途上国におけるオンライン教育サービスの普及に向けた活動を目指す学生もおり、Miller様の講演は、そのような学生の今後の研究に向けた大きなヒントになったことでしょう。

また、学生からは、オンライン教育の普及に伴う各種システムの利用者の増加によって顕在化していくであろうセキュリティやプライバシーをめぐる問題に関する質問があがり、Miller様からはそれらに対するグーグル社の姿勢・考え方を紹介いただきました。
iTLでは「情報の仕組み」と「情報の法学」のそれぞれの視点からセキュリティやプライバシーを扱う科目を設置しており、それらの課題解決に向けた知識を教授しています。本ゼミ所属の学生は、今後のゼミ内での研究と並行してこれらの科目を履修することで、EdTechの安心・安全な展開についても考察を深めていくことでしょう。


iTLでは、学生に対して「情報の仕組み」と「情報の法学」の知識・スキルを教授し、もって、国際社会に受容される情報サービスや情報政策を実現できる人材の養成を目指します。