国際情報学部

国際情報学部准教授 斎藤裕紀恵と学生2名が『グローバル人材育成教育学会』関東支部大会において発表を行いました

2020年09月29日

国際情報学部准教授 斎藤裕紀恵

2020年9月19日に開催された『グローバル人材育成教育学会』第7回関東支部(支部長:本学理工学部教授 加藤俊一)大会において、国際情報学部准教授 斎藤裕紀恵がマギル大学(カナダ)講師 緒方健作氏と共同で「オンラインで繋がる新しい国際交流:ニューノーマル時代のグローバル人材の芽」をテーマに発表を行いました。

大学の授業がオンライン化され、キャンパスへの入構が制限された前期期間中、国際情報学部の学生有志は、マギル大学で日本語を学ぶ学生とオンラインによる交流を行ってきました。国際情報学部の学生の中には、留学や自主活動で海外への訪問を予定していた学生が多くいますが、コロナ禍により延期・中止を余儀なくされています。これは日本国内はもちろんのこと、世界中の学生に共通することです。
他方で、各種活動のオンライン化は自宅にいながら世界中の他者と繋がる環境を創り出しました。これをうまく活用すれば、コロナ禍以前では考えられなかった活動を展開することができます。

斎藤とマギル大学緒方氏は、このオンライン化に着目し、双方の大学の学生をオンラインで繋げることで、学生の国際交流の活発化を図りました。
英語を学びたい本学部の学生と、日本語を学びたいマギル大学の学生のニーズも合致し、学生の主体的な企画により、2020年度前期中に3回の交流会が実施されました。

この度の学会発表においては、本取組の概要や効果を紹介するとともに、海外大学との発展的な連携の在り方についても提起しています。

また、本発表では、国際情報学部2年 小﨑愛華さん(東京女子学園高等学校出身)と同2年 古賀由佳子さん(神奈川県立厚木高等学校出身)も実際にオンラインで国際交流を行った学生として発表を行いました。2人からは、
・それぞれの学習言語を学び合うと同時に、文化・大学生活など幅広く意見交換を行うことができた
・海外の学生に日本語を教えることで、日本語の難しさを実感した
・オンラインという環境だからこそ距離の壁を超えて、幅広い海外の学生と交流し、英語力を高めたり、企画力を高めたりすることができていると感じる
・対面では不可能だったことがオンライン上では可能になることも多くあることに気づいた
旨の発表を行いました。

国際情報学部では、授業のオンライン化によって得られた知識・経験を活かし、コロナ禍においても学生が積極的な自主活動を行うことができるよう、サポートしてまいります。