国際情報学部

総務省から講師をお招きし、講義が行われました

2020年07月27日

国際情報学部_iTL_の授業科目「国際規約と国際標準化団体」(担当教員:本学部特任教授 景山忠史)において、6月11日・6月25日・7月9日の3回にわたり、総務省(国際戦略局通信規格課・総合通信基盤局電波部電波政策課国際周波数政策室・国際戦略局総務課)からのゲストスピーカーによる講演が行われました。

本科目は、情報通信規格やデータのフォーマット等の国際的に通用する標準規格の概要及びその形成過程を把握し、新たな技術開発やサービス実施と規格の標準化の関係についての知識を修得する科目です。

情報通信を所掌する総務省では国際標準化を念頭においた戦略を定め、国際会議の場での標準策定や、国際機関への職員派遣などを行っています。今回は、これらの活動に携わる職員の方をお招きし、実際の現場でどのように取り組んでいるのか、直接お話を伺う機会を設けました。

「情報」という目まぐるしい変革が起きる分野においては、その分野に携わる実務家からの講演は、最先端の知識を得るという点では非常に貴重な機会です。

今回の3回の講演では、Beyond5G時代における日本のICT戦略、無線通信規則と世界無線通信会議(WRC-19)、AIに関するOECDにおけるルール形成の流れをテーマに、各講師から実務経験に基づいた臨場感のある講演が展開されました。

なお、本科目の担当教員自身も総務省の現役官僚で、国際標準規格をめぐる総務省や国内外各機関の動向を学ぶことができます。

本科目に限らず、「情報の仕組み」と「情報の法学」に関する最先端の学びを提供するべく、産業界・官公庁から多くの実務家を招聘し授業を展開することで、これからのSociety5.0を担う人材の養成を目指してまいります。