国際情報学部

国際情報学部長・教授 平野晋がテレビ朝日「報道ステーション」にVTR出演しました

2020年01月08日

国際情報学部長・教授 平野晋

国際情報学部長・教授 平野晋がテレビ朝日「報道ステーション」(2020年1月6日放送)にVTR出演しました。

 

情報技術が著しく発展する現代社会において、とりわけ「AI」は人々の生活を大きく変容する可能性を持っています。「AI」を搭載した製品やサービスは既に私たちの生活に入り始めていますが、時に予期せぬ問題を発生させるおそれも秘めており、「AI」の開発や活用には法的・倫理的知識を求められることもあります。

平野は、総務省「AIネットワーク社会推進会議」や内閣府「人間中心のAI社会原則検討会議」の構成員を務め、「AI利活用原則案」をはじめとする日本発のAI諸原則・ガイドライン案の起案に貢献し、このガイドライン案はOECDで評価され、OECDのAI原則理事会勧告に日本の提案が活かされるに至っています。

 

このたび、平野がテレビ朝日「報道ステーション」からの取材を受け、VTR出演しましたのでご案内いたします。

番組では、防衛省が「AI」の技術を取り入れた人事評価や異動に関するシステムを開発していく方針である旨のニュースがまず紹介されました。これに続いて、平野からは、人事に「AI」を導入することによる「少人数の知識や経験ではなく膨大な情報をもとに一定の基準で判断することで、人による偏りを平準化するメリット」が指摘されました。他方、デメリットとして、「例えば、在職期間の長いことも判断要素に加えた場合、過去のデータ上は結婚や出産を理由に女性の離職率が高い傾向にあるために、性差別的な判断をAIが下すおそれがある」と指摘されました。

国際情報学部_iTL_では、「『情報の仕組み』と『情報の法学』の融合」(Information Technology & Law)の教育理念のもと、加速度的に発展する情報技術に加え、それを社会実装するために必要な法的・倫理的知見を教授し、もって、「AI」をはじめとする情報技術・システムを適切に開発・管理運用できる人材の養成を目指します。