国際情報学部
株式会社NTTドコモをお招きし、『5G時代に向けたセミナー』と『5Gデモンストレーション』を実施しました
2019年12月17日
2019年12月12日、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)を国際情報学部_iTL_にお招きし、『5G時代に向けたセミナー』と『5Gデモンストレーション』を実施しました。
『5G時代に向けたセミナー』では、冒頭、携帯電話事業に留まらない通信インフラの革新に向けたドコモの事業展開の説明があり、その後、2020年春にサービス開始予定である5Gの技術的な解説、ドコモがこれまで実施してきた5Gの実証実験の事例、5Gの社会実装によりドコモがめざす世界の紹介がありました。
5Gの実証実験の事例紹介では、陸上での移動手段として最も早い東北新幹線の320km/hを想定した5G無線通信実験、5Gの高速・大容量という特性を活かした遠隔診療における鮮明な医用画像等の伝送実験、人が立ち入ることができない災害現場の状況把握や橋梁等の人の目視による点検が困難な箇所のドローンと5Gの組み合わせによる点検作業実験等の例が取り上げられました。
国際情報学部長 平野晋の挨拶
ドコモ松浦様によるご講演
講演に聞き入る学生
積極的に質問する学生
『5Gデモンストレーション』では、
・AR(Augmented Reality:拡張現実)やVR(Virtual Reality:仮想現実)といった情報技術と5Gの組み合わせにより新たなスポーツ観戦をめざす「ジオスタ 2019」
・ARと5Gの組み合わせにより現場作業をしながら実際の風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで作業員の技術向上を促進し、かつ、働き方改革への寄与をめざす「AceReal」
・MR(Mixed Reality:複合現実)と5Gの組み合わせにより新たな3Dゲーム体験の共有をめざす「MagicLeap」
の実際の機器によるデモンストレーションが行われ、参加した学生はその技術を体感しました。
また、ドコモからは今年新卒で入社した新入社員の方々にもお越しいただいており、就職活動に向けたアドバイスや入社後の実務等をざっくばらんに学生にお話しいただきました。
「ジオスタ 2019」を体感する学生
「AceReal」を体感する学生
ドコモの新入社員と懇談する学生
情報技術を駆使し、社会・産業の課題解決や価値提供を推進しようとするドコモの取り組みは、社会が抱える課題を情報と法律の視点から解決策を導こうとするiTLの理念とも親和性が高く、iTLの学生は興味深く聞き入っており、今後の学修に向けた有意義な時間となったはずです。
iTLでは、引き続き、各企業と連携し様々なプログラムを学生に提供することで、学生の学びのニーズに応え、もって「情報の仕組み」と「情報の法学」を兼ね備えた人材の輩出を目指します。