国際情報学部

iTL Global Seminarを開催しました

2019年11月22日

2019年11月15日、国際情報学部_iTL_の学生を対象に、iTL Global Seminarを開催しました。iTL Global Seminarは、様々な分野で活躍するグローバルリーダーからその専門分野について講演いただき、もって学生の今後の学修・研究に活かすことを目的としたイベントです。

今回はIT-Deutschland Global Business Solutions株式会社のCEO Daniel Schwarz様を講師に迎え、「AIと情報倫理」をテーマにご講演いただきました。

 

講演では、私たちが普段の生活で利用しているインターネットサービスやSNSの例を引き合いに、ユーザー側の意識に反して個人の情報がAIによる分析対象となる場合があることを認識すべきこと、情報の収集やそれらの情報のAIによる分析をどのように行うべきかの判断は、依然として人間に委ねられていること、について言及がありました。

講演の中では、カメラを使って被写体である人間の性別や年齢を分析・予測するシステムのデモンストレーションもありました。このシステムの裏には、数千・数万の人間の顔情報が登録されていることを私たちは理解しなければなりません。

参加した学生は、今回の講演を通して、AIシステムの開発者はビッグデータをどのように管理・運用し、システムを構築するべきか、また、ユーザーは自身の情報が収集されるであろうサービスを利用する際にどのような意識を持ち合わせるべきか、双方の視点の理解が重要であることを改めて感じさせられたことでしょう。

今後もiTLでは、iTLが教育・研究の柱に掲げる「情報の仕組み」「情報の法学」「グローバル教養」と親和性の高いテーマでの実務家による講演を実施してまいります。