国際情報学部

国際情報学部教授 飯尾淳が書籍『情報を集める技術・伝える技術』を刊行しました

2019年09月13日

国際情報学部教授 飯尾淳の専門分野はヒューマン・コンピュータ・インタラクション、行動情報分析です。

このたび、飯尾淳の新著が出版されましたのでご案内いたします。

 

【タイトル】情報を集める技術・伝える技術

【著者】飯尾淳

【出版社】近代科学社Digital

【ISBN】9784764960039

 

【内容紹介】

「情報化社会」が叫ばれて久しい今日、情報技術の進展は目覚ましく、「情報化社会」を上回る「高度情報化社会」が到来しました。それまで情報伝達の主流であった「オフライン・コミュニケーション」に加え、情報サービスを駆使した「オンライン・コミュニケーション」も出現し、私たちはその恩恵に授かっています。他方で、「オンライン・コミュニケーション」の適切な方法を知らないまま情報を扱うことにより、他者や時には自分自身を傷つけてしまう例の報告も枚挙に暇がありません。

本書では、情報の取り扱い方を「情報収集・分析編」と「情報発信編」の2つに区分し、情報のインプットからアウトプットまでの基礎知識を紹介しています。

「情報収集・分析編」では、世界に溢れる情報の取捨選択から情報収集の先にある課題解決の手順までを体系的に解説し、とりわけ「情報分析」の在り方については、論理学や統計学の観点からも言及しています。

「情報発信編」では、情報を円滑に伝達するための「構造化」に始まり、情報を発信する際に考慮すべき著作権や知的財産権といった社会的ルールについても触れており、最終章では、インターネット全盛期の現代にあっても依然として重要な役割を担う「『オフライン・コミュニケーション』としての『プレゼンテーション』」における留意点も紹介しています。

膨大な量の情報から適切な情報を選択し、それらを分析し、自身が導き出した解を他者に対して論理的かつ明確に伝達するスキルが求められる方々に最適の一冊です。