応用化学科・専攻
化学工学会第56回秋季大会において、理工学研究科修士2年 前田尚志さんが学生優秀講演賞を受賞
2025年09月19日

理工学研究科応用化学専攻 前田 尚志 さんが、化学工学会 第56回秋季大会 において、学生優秀講演賞を受賞しました。
■学会名
化学工学会 第56回秋季大会
■受賞テーマ
第一原理計算と転移学習に基づく CO2 分離膜性能予測モデルの検討
○前田 尚志・森 寛敏
(中央大学)
高分子膜分離法による CO2 分離は、地球温暖化対策や LNG 精製、バイオマスガスの分離などさまざまな場面で活用されています。その一方で、均一な条件により評価された高分子膜物性データベースが不足しており、材料情報学的な手法によるコストパフォーマンスの良い材料特性最適化は実現していませんでした。
本研究では、少数データに対する機械学習を可能にする転移学習を、量子化学計算に基づく材料情報学的手法(電子状態インフォマティクス)と組み合わせることで、高精度なガス透過分離モデルを作成することに成功しました。量子化学計算の解釈性と、情報学の機動性を連携した新たな膜材料探索法の開発に対して、賞が授与されました。
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