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菅野 洋介ゼミ 見学調査報告

調査日:2015年12月9日
参加学生数:3年生15名
調査先:アサヒビール株式会社名古屋工場、スズキ株式会社

調査の趣旨(目的)

今回の見学調査の目的は、アサヒビール株式会社の名古屋工場見学を通じて、ビールの製造工程を学ぶことと、スズキ株式会社のスズキ歴史館の見学と社員の方のお話を伺うことを通じて、スズキにおける商品開発の歴史や自動車が企画・開発・製造される一連のプロセスを学ぶことである。

調査結果

(1)アサヒビール株式会社名古屋工場

 アサヒビール株式会社の名古屋工場では、社員の方の説明を受けながら、ビールの生産ラインの川上から川下までを見学させていただいた。実際のビール商品の一連の生産プロセスを学ぶとともに、どのような点に留意しながらビールの生産が行われているのかを学ぶことができた。また、スーパードライをはじめ、発泡酒、第3のビールなど、アルコール飲料の各商品カテゴリーにおいて、どのような戦略やコンセプトの下で開発が行われているのか、アサヒビールにおける商品開発の実態についてのお話も伺うことができた。

(2)スズキ株式会社

スズキ株式会社では、スズキ歴史館を担当の方の説明を受けながら見学させていただいた。当歴史館の見学では、自動車が企画、開発、生産されるまでの一連の流れを実際の展示を通じて学んだ。とりわけ、企画や開発の段階では、エンジニア、マーケター、営業、デザイナーなどの各スタッフが、それぞれどのような役割を果たすとともに、どのような点で議論や試行錯誤を重ねて商品を作り上げていくのかを、説明を通じて詳しく学ぶことができた。同時に、スズキの歴史的変遷を知ることで、スズキが国内・海外においてどのような戦略のもと、どのような市場で競争してきたのか、そして、どのようにして発展してきたのかを詳しく学ぶことができた。さらに、人事担当者より、自動車業界の実際の仕事や採用についてのお話も伺い、今後就職活動を行ううえでの参考となるお話も伺うことができた。