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見学調査報告書

テーマ       : 物流業界における各輸送機関の役割
ゼミ名       : 山本 慎悟ゼミ
調査先名称     : 日本貨物鉄道(株)東京ターミナル駅・日本航空(株)JAL羽田貨物上屋
調査日       : 2017年9月15日
授業科目名     : ベーシック演習Ⅰ、専門演習Ⅰ
参加学生数(学年別): 8人(1年)、5人(3年)、計13人

調査の趣旨(目的)

 物流業界における鉄道・航空貨輸送におけるそれぞれの役割、現状、課題を学び、解決策を考えるともに、これからの各輸送機関の在り方ついて考察を深める。

調査結果

 日本貨物鉄道株式会社ではトラックドライバー不足や環境に配慮した輸送への関心を背景に、モーダルシフトを推進する重要な役割果たそうとしています。施設見学では鉄道コンテナを顧客に利用していただくため、運賃の80%を助成する「鉄道コンテナ運送キャペーン」や、鉄道と倉庫が一体となった新たな物流拠点「東京レールゲート」の取り組みについて学びました。今回の視察を通じ、物流の将来を見据えた柔軟な対応と新たな価値の創造があることを学ぶ機会となりました。

 日本航空では本社でコンテナの重量バランスを考えてから搭載していることや航空機に荷物を載せる際に優先順位が決まっており、航空貨物の順位は一番低いことを学びました。また、台風などの天候の悪化や予期せぬトラブルなどにより貨物を運べないこともしばしばあり、その際の対応を柔軟にすることが航空貨物を運ぶ上での課題の一つであることも学びました。全体として羽田空港での航空貨物の流れと荷役作業の詳細を知ることができました。