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小田 悠生ゼミ 見学調査報告

タイトル:小田 悠生ゼミ 見学調査報告
調査日:2017年7月1日
参加学生数:1年生5人
調査先:物流博物館、味の素・食とくらしの小さな博物館、中央卸売市場太田市場

調査の趣旨(目的)

1年次ゼミである「グローバルヒストリー入門」では、食品を中心とした世界商品の歴史について学んでいる。本見学調査では、物流博物館(港区)、味の素・食とくらしの小さな博物館、中央卸売市場太田市場(大田区)を訪れ、食を中心に、江戸時代から現代にいたる物流について調査することを目的とする。

調査報告

第一の調査先である物流博物館(港区品川)は、日本通運株式会社の保存する史料・資料を元に、1998年に港区高輪に開館した博物館である。同館では、学芸員の方から、江戸時代の飛脚制度の歴史、明治期以降の郵便制度・宅配便制度、現代の物流と宅配便について、文書資料や実物資料、写真資料などを用いながら解説していただいた。
第二の調査先は、同じく港区品川に位置する、食とくらしの小さな博物館である。味の素グループ高輪研修センター内に設けられた同博物館では、味の素グループの歴史とともに、調味料全般、日本の食生活・食卓の歴史、海外の食文化の受容や、海外での同社の事業展開について調べた。
最後に、中央卸売市場大田市場(大田区)を訪問した。同市場は、青果部・水産物部・花き部から構成されており、1989年に神田市場・荏原市場・大森市場の統合によって誕生した都内最大規模の市場である。今回の見学調査では、なかでも青果部を訪問し、私たちの食卓へ農産物が届くまでの仕組みの一端についての理解を深めた。