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田中ゼミ 国内見学調査報告書

タイトル :田中ゼミ 見学調査報告

調査日  :2016年11月27日

参加学生数:3年生15名、1年生11名、教員1名 計27名

調査先  :東京都府中市 サントリー武蔵野ビール工場

調査の趣旨(目的):

国内市場が縮小している現在、大手飲料メーカーは海外での事業展開に注力している。海外展開に苦戦するメーカーが多い中、海外展開を軌道に乗せることで過去最高益を記録したサントリー。サントリーの「プレミアムモルツ」は東アジア、東南アジアに出荷されており、また、過去にはモンドセレクション最高金賞を三年連続受賞している。世界に通用する品質を生み出す製法と企業理念について学習し、ゼミの研究内容である国際経済学を企業目線で理解することに生かす。

調査結果:

見学の冒頭にビールの製法の概略と創業者の理念、日本国内各地に展開する工場について映像にて説明を受けた。その後、ビールの製造過程を追う形で工場内を移動しながら各過程について説明を受けた。ビールの原料となる麦芽とアロマホップを実際に手に取ることから始まり、麦汁の製造と加工、酵母を使用した若ビールの熟成、缶に詰めて出荷、という流れで製造過程を見学し、各過程における作業内容とこだわりについて学ぶことができた。見学の終わりに三種類のビールを試飲させて頂き、それぞれの味の違いとそれを生み出したこだわりを実際に感じた。サントリーの主力商品である「プレミアムモルツ」は日本国内のみならず、韓国と台湾を中心に東アジアと東南アジアにも出荷されており、国境を超えて多くの人々に飲まれている。世界展開を支えるのは製造段階における細かいこだわりの積み重ねだった。