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商学部
佐久間ゼミ(ベーシック演習)見学調査報告

調査日時:2017年3月13日13:00~14:35
参加学生数:1年生8名
調査先:ロッテ狭山工場(埼玉県狭山市)

調査の趣旨(目的)

食品企業を訪問することによって、製品の製造工程を見学し、工場での作業、製品の安全性の確保、環境配慮について学ぶとともに、事前に提出している質問事項に回答してもらう。

調査結果

今回の訪問調査を行うにあたり、ゼミの授業時間(1/12木)に、菓子・飲料市場の歴史と現状、主要企業の経営戦略に関する文献・資料を取り上げ、分析と討論を行った。また、すべてのゼミ生から1つ以上の質問を提出させ、それらをまとめたものを事前に訪問先に送り、見学当日回答してもらった。
3月13日(月)の見学当日は13時00分よりロッテ狭山工場を訪問し、会社と工場の説明、プロモーションビデオの鑑賞の後、同工場のガムの製造工程を見学した。
ロッテは全世界で3兆5000億円の売上をあげており、うち食品は17.4%で、流通35.7%重工業27.6%、ホテル12.5%などと多角化展開している。近年ではアジア中進国の購買力向上に応じて、タイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアへの進出を活発化させ、2010年にはブラジルにも進出したという。企業理念として、①ユーザー・オリエンティッド、②オリジナリティ、③クオリティを重視している。
同工場は敷地面積8万5000㎡で4つの棟からなり、ガムのほか、チョコレート、キャンディ、ビスケットなどを製造している。日本にあるロッテの5カ所の工場の中では最大の生産額を誇る。主な商品ブランドは、コアラのマーチ、チョコパイ、ショコランタン、小梅のど飴などである。
私たちが見学したチューイングガムの製造工程は、生産ラインが2つあり、当日は人気の高い「キシリトールガム(ラインミント)」と「ロッテアクオ(グリーンミント)」の2つが生産されていた。このほか、別の日には同じラインを使って、他のガムも生産するとのことであった。生産はほぼ自動化されており、時折、社員の方が主原料を補充し、出来上がった商品の検品が主な業務のようで、かなり広い面積に十数名くらいしかいない様子であった。
小粒のガムを個々に包装した後、十数個程度を紙で包んで1つの商品が出来上がる。この紙で包んだ時、折り目の中央にマークが来ることでズレの有無を判断していた。
食品の安全には特に気を使っている様子で、作業者は髪の毛が完全に隠れる帽子を二重にかぶり、袖と足下が閉じられた作業着を着ている。もちろん入室前にはエアシャワーなどが施されている。私たち見学者は作業室とはガラスで隔離された廊下から見下ろすのであるが、見学者も自ら持参した帽子と上履きの着用が義務づけられていた。
当ゼミは食品の安全や環境問題などをテーマに研究しているが、今回の調査で菓子製品の製造工程を見学できたこと、食の安全対策と環境配慮の取組みを直接社員の方からうかがえたこと、キシリトールの試食や香料の匂いの判断実験などは、学生にとって貴重な経験となったはずである。
以上の諸点から、今回の見学調査を実施した意義は究めて大きかったと判断する。