学部・大学院・専門職大学院

木立 真直 ゼミ 国外実態調査報告

・訪問日時:9月17日(木) 14:30~15:30

・訪問先:MUJI RETAIL(AUSTRALIA)PTY LTD MUJI CHADSTONE

・テーマ:無印良品の海外におけるマーケティング戦略

・ご対応者:㈱良品計画 西南アジア・オセアニア事業部オーストラリア担当部長
吉田 明裕様

・参加者:商学部木立ゼミナール3年生13名 教員1名 計14名

内容

 はじめに、店舗を10分程度視察し、品揃え、接客などの点に着目しながら、日本の店舗との比較を行った。日本の店舗とほとんど同じ品揃えであるのは、無印良品のコンセプトを崩さないためであることを、㈱良品計画の吉田様から伺った。
 視察の後、吉田様から40分のプレゼンテーションをしていただいた。良品計画の事業概要を説明いただいたあと、同社のコンセプト、経営理念についてのお話があり、後半は海外でのマーケティング戦略と今後の課題についてご説明があった。印象に残った内容の1つは、「『これがいいではなく、これでいい』という価値観によって、感じよい暮らしを提供している」という無印良品の戦略についてのお話である。多様化していくニーズに適応するには「今の暮らしに必要だと考える機能を最適な素材、製法で提供する」という価値観に基づいた商品を通じて、より多くの人に真の豊かな暮らしを提供することが、無印のコンセプトであり、戦略である、という説明を受けた。
 その後、20分にわたり、学生からのマーケティング戦略、事業概要についての質問にも丁寧にご回答いただいた。参加した学生からは、「海外店舗の抱える課題、戦略など、リアルなマーケティングのお話を伺うことができた。」、あるいは「無印良品のコンセプトを明確に理解することができ、商品、店舗を見る視点が変わった。」などの感想があった。