学部・大学院・専門職大学院

国内実態調査報告

教員氏名:平澤 哲
調査日:2017年2月2日
参加学生数:3年生 5名
調査先:忠恕会障害者施設ルヴァン、さかき会みらいコンパニー

調査の趣旨(目的)

演習Ⅰのグループ学習では、障害者就労支援を1つのテーマに調査研究を行っております。今回は、障害者就労の成功事例として、山梨県でベーカリー事業を展開している「ルヴァン」を訪問し、障害者の働く様子を観察し、施設の方から運営の考え方や方法を学ぶことを予定しました。また、さかき会みらいコンパニーにて、多機能型の福祉施設の実態を学ぶことを予定しました。これらの調査を通じて、障害者の就労問題の現状を学生たちが学ぶことを目的としました。

調査結果

ルヴァンの訪問では、パンの製造から販売までの全工程を見学するとともに、事業を始めてから現在に至るまでの取り組みについてお話を伺いしました。人気店となった背景には、事業のみならず、障害者の育成システムにも様々な工夫をされてきたことが分かりました。また、みらいコンパニーでは、薪作業・農作業・加工作業などを見学しました。これらの施設では、障害者の方々が生き生きと働いている様子を見ることができ、障害者就労に対する学生の関心がとても高まりました。これからも継続的に調査を行い、質的研究の成果へと発展させる予定です。