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商学部
渡辺ゼミ 実態調査報告

(株)アルケア調査報告

調査日:2016年9月15日
参加学生数:3年生13人、4年生14人
調査先:(株)アルケア千葉工場

調査の趣旨(目的)

(株)アルケアが率先して取り組んでいる「人材開発」の目的と内容をヒアリングすること。

調査結果

アルケア(株)は,勇気ある経営大賞,ベンチャー技術大賞,グッドカンパニー賞,ものづくり日本大賞,日経優秀製品サービス賞などなど,各種賞を軒並み受賞してきたエクセレント・カンパニーであり,中規模企業でありながら,社員の人財育成・能力開発には非常に高い評価がなされている。今回の調査では,同社の工場を見学するとともに,同社の人事部の責任者から,同社の特徴的な人事施策・能力開発法についてご説明いただいたうえで,ヒアリングさせていただいた。
その結果,同社では,能力開発の基本として社員の自律的キャリア意識を醸成することを目指しており,職務遂行においては内発的動機づけを重視するパースペクティブに立脚していることが分かった。自律的な行動を重視していることから,成果主義的な報酬システムを導入するのではなく,次のような施策を導入していた。第一に,自社製品の意義などを実感させるためにベトナムなどの発展途上国に新入社員を研修に行かせる。第二に,通信講座などを通じて自己研鑚するためことを補助する(社員の50%が何らかの講座を受講中とのこと)。第三に,図書代を年に2万円補助する。このような施策と同時に,社員の成果を検証する仕組みも特徴的であった。例えば,年に一回の優秀社員の表彰においては受賞した一人ひとりについて表彰状の文言を変えて,個々の受賞理由を明確にすることで,社員一人ひとりをしっかり見ていることを意識づけていた。以上のことは,3年生のグループワーク,および4年生の卒論研究に非常に大きな研究上の示唆を与えるものであった。