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障害者スポーツから問う東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会

授業日

2015年5月14日(木)

授業名

スポーツ科学

授業場所

6104教室

履修人数

152名

授業実施結果

 スポーツ科学講義のシラバスは、2部構成である。ゲストスピーカーによる当講義は、第1部のスポーツの歴史を振り返り、現代のメガイヴェントであるオリンピック大会・サッカーワールドカップ・パラリンピックまでを概観する中に位置づく。講師である田中暢子氏(桐蔭横浜大学)は、障害者スポーツならびにパラリンピックのスペシャリストである。日本における障害者スポーツ推進関連政策がイギリスをモデルとする「一元化(Mainstreaming)」に裏づけられていること。「一元化」を目下のところ具現化しているのが日本サッカー協会の「Football for All」であること。これら日本の現状を把握した上で、パラリンピックの開始とその価値、ロンドンパラリンピック(2012)を経て、2020Tokyoへの期待が講義された。
 何らかの障害を抱えながらも「残ったものを最大限に活かす。」ことの重要性を身近に感じられた時間であり、「平等性(Equality)」の意味を再確認する機会となった。