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授業特別協力者(ゲストスピーカー)報告

タイトル

演習Ⅱ ゲストスピーカー報告

授業日時

2017/6/22(木)6時限

授業名

演習Ⅱ

授業場所

2402教室

参加学生数

4年生履修生13名

講演タイトル

健康で豊かな未来を創る
-パラダイムシフトに向けたAI(人工知能)やスマートロボット、IoTの活用事例―

講演者

DenCubic(デン・キュービック)代表取締役社長 重松伝氏

講演内容および効果

日本は、65歳以上の高齢者人口が占める割合が、21%を超える「超高齢化社会」になっている。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計よると、総人口は、2060年には、8,674万人(2010年人口の32.3%減)にまで減少すると見込まれており、生産年齢人口は、2060年には、4,418万人(同45.9%減)にまで減少すると見込まれている。この少子高齢化や人口減少の影響は、地方では、すでに目に見えて現れており、特に、労働に携わる人の減少は、切実な問題だ。最近のロボット工学やセンサー技術、AI(人工知能)の発達やあらゆるものがインターネットにつながるIOT(Internet Of Things)といった、新たなテクノロジーの利用・活用は、こうした労働力不足を補い、新たな産業・雇用を産み出し、人々が、健康で豊かに暮らす未来を創る要素の一つになる。
そんな状況下で、本講演は地方におけるロボティクスサービスの実例や、パラダイムシフトに向けたAI(人工知能)やIOT(Internet Of Things)の活用事例を、人型スマートロボットPepper(ペッパー) によるプレゼンも加えながら、ご紹介してくれた。当日は会場入り口で、あらかじめ参加者に配布した2次元バーコードをPepperに見せると名前を言い受付をしてくれ、発表中もPepperからの発表も交えながら、現在の世の中の価値観がシフトしていることを事例を通して紹介してくれた。参加者は、色々な表情(対応)をしてくれるPepperに対して子供をあやす様に接していた。ロボットと一緒に授業を受けるという変わった光景であったが、次世代の授業を予見する大変有意義な講演会であった。