総合政策研究科

博士後期課程における研究指導

法政策研究

選挙を基盤とする代議制民主主義において法令を通して遂行される具体的な政府政策について、その立法・行 政・司法過程を総合的に研究します。国家や地方の行政統治機構だけでなく、実業社会の法的あり方についても 歴史的・国際的に比較研究して、国民国家という実体について検討を加えていきます。

公共政策研究

グローバル化と高度情報化に伴い、財・サービス・貨幣がさまざまな境界を越える現代社会の政治経済活動にかかわる公共政策について、経済と国際の視点から総合的に研究します。国民国家だけでなく、国際社会や地方公共団体など重層するさまざまな社会における構成員全員にかかわる公共政策間の相互作用についても探究していきます。

経営政策研究

グローバルに経済社会活動を営む企業の経営政策を研究対象とし、その営利組織としての機能をフルに発揮するための組織効率やビジネスとの関係を含め総合的に研究します。経営戦略や組織管理などミクロ視点からの経営政策とともに、政府や市場を含めた経営環境のグローバルな変化などについてマクロ視点からの経営政策を多角的に研究します。

歴史文化研究

世界における諸地域・諸社会の特殊性や多様性を的確に認識し、主としてアジアの視点から現代の諸問題を解明する目標を立てて、アジア地域と、それに関連する欧米とを関連させた歴史と文化の比較研究を行います。また、世界各地域において歴史的に形成されてきた諸文化の特徴を明らかにし、現実課題の背景にある異文化間の摩擦・衝突・調和・交流の過程を研究します。