2024年11月4日『じんぶん堂』に総合政策学部教授 李里花が執筆した記事「多様性の中で起きる憎悪(ヘイト)にどう向き合うか―『アジア系アメリカを知るための53章』から見る世界」が掲載されました。
(じんぶん堂公式サイトより)
アメリカ大統領選を通して、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領の出自に注目が集まっている。彼女が当選したら、アメリカ合衆国(以下、アメリカ)で初の「女性」大統領が誕生するだけでなく、初の「アジア系」大統領が誕生するからだ。黒人女性であり、インド系ルーツをもつカマラ・ハリスは、異人種間の「ミックスルーツ」である。さらに7歳からシングルマザーに育てられ、伝統的黒人大学の名門ハワード大学を卒業した彼女は、カリフォルニア州検事としてキャリアを積み重ね、2010年に初の女性、初の黒人として同州の検事総長に就任し、2021年には初の黒人女性で、初のアジア系として副大統領に着任した。大統領選の演説に立つ彼女の姿は、まさにアメリカの「多様性」と「アメリカン・ドリーム」を体現する姿そのものであった。
記事全文はこちらから。
総合政策学部教授 李里花の専門分野は歴史社会学、移民研究、環太平洋地域研究、コリアン・ディアスポラ研究です。