総合政策学部
総合政策学部「リサーチフェスタ2023」を開催しました
2023年12月22日
堤学部長から表彰を受ける石田さん、折原さん、平井さん
2023年11月27日(月)・11月28日(火)を予選、12月8日(金)を本選とした3日間、総合政策学部「リサーチフェスタ2023」を開催しました。ゼミなどにおける日々の研究成果を発表する“知の祭典”として2013年から始まった「リサーチフェスタ」。今年は、21組の学生が発表者として参加しました。
発表テーマは、政治・経済から歴史や宗教・教育・環境問題まで、総合政策学部らしく多岐にわたりました。プレゼンテーションに対する質疑応答やアドバイスなど活発な意見交換が行われました。発表を行った学生は自身の研究に新たな考察を取り込み、視野を広げる場となりました。
審査は総合政策学部の教員が行い、プレゼンテーションの独創性や論理性、表現力等の観点から評価しました。「最優秀賞」には、AI・データサイエンス演習 中村ゼミの石田千尋さん(総合政策学部2年)、折原美結さん(総合政策学部2年)、平井七聖さん(文学部2年)による「中大生協の利用改善に必要なものは何か:学生アンケートによる分析を通じて」が選ばれました。
予選・本選は対面形式で開催し、3日間で延べ111人の学生が観覧し、大盛況となりました。
なお、受賞者一覧はページ下部に掲載します。
最優秀賞を受賞した石田千尋さん、折原美結さん、平井七聖さんにインタビューしました
Q.リサーチフェスタに参加したきっかけは何ですか?
A.毎年、ゼミの活動の一環として、データを実際に使った実践経験を積むために応募しています。また、私たち2年生にとって、リサーチフェスタは1つのゴールに向かって、初めてグループワークを行う機会となっています。
Q.研究の概要について教えてください。
A.本発表では、中央大学生活協同組合(以下「中大生協」)における学生の利用状況悪化や財政赤字を背景に、「学生の利用率向上に必要な要素は何か」を問題意識とし、経営改善に向けた提言を行うため、学生アンケートを通して実証分析を行いました。その結果、経営改善のカギは、料理の印象と女性の取り込みであることが分かりました。この結果から、私たちは多摩食堂に対して「見た目と美味しさの両立した料理を提供すること」と「女性の利用率向上につながるWi-Fi環境を整備すること」を提言しました。
Q.研究を完成したことで得たこと、成長したと感じることは何ですか?
A.石田:計画性をもって行動できるようになったと感じます。メンバーと共に、いつまでに何をしなければいけないか、などを常に意識して本研究を進めました。
折原:論理的に話をする習慣が身に付きました。論理が飛躍せず、筋の通った研究になるように意識しました。
平井:伝える力を得ることができたと思います。スライドの構成や話し方等、相手の立場を意識し、誰でも理解しやすいように且つ論理的に伝えることを心がけました。
Q.最優秀賞を受賞した感想を聞かせてください。
A.この度は最優秀賞をいただき、ありがとうございます。この賞を受賞出来たこと、大変光栄に思います。中大生協の経営改善に関する私たちの研究が、実際に活用していただけたら幸甚です。貴重な機会を設けてくださった関係者の皆様には感謝しかありません。本当にありがとうございました。今後もこの経験を糧に、研究活動に精進して参ります。
タイトル:中大生協の利用改善に必要なものは何か:学生アンケートによる分析を通じて(発表の様子)
タイトル:日本の男性育休取得を促進するために~中小企業に注目した実証分析~(発表の様子)
タイトル:インドネシアの“喜”んで“捨”てる精神 ~多文化社会における宗教実践~(発表の様子)

タイトル:日本の金融リテラシーを高めるために:実証研究に基づく政策提言(発表の様子)

タイトル:5つの性を持つインドネシアのブギス族〜イスラームと土着文化の狭間で〜(発表の様子)

タイトル:これからのプロスポーツ業界で求められる人材要件とは? :スポーツ産業の進展に伴うロワー・マネジメント層の重要性とその育成課題(発表の様子)
3Fロビーでの懇親会の様子
発表者、実行委員の集合写真
受賞者一覧(順不同)
最優秀賞
ゼミ名 | タイトル | 発表者(敬称略) |
AI・データサイエンス演習 中村ゼミ |
中大生協の利用改善に必要なものは何か:学生アンケートによる分析を通じて |
石田 千尋・折原 美結・平井 七聖 |
優秀賞
ゼミ名 | タイトル | 発表者(敬称略) |
AI・データサイエンス演習 中村ゼミ |
日本の男性育休取得を促進するために~中小企業に注目した実証分析~ | 伊藤 真那斗・小林 亮介・東海林 航太・森脇 優・深谷 光希・山下 愛加・一瀬 敦大 |
加藤ゼミ |
インドネシアの"喜"んで"捨"てる精神〜多文化社会における宗教実践〜 |
山田 怜依・赤松 義人・謝 豆言 |
中村ゼミ |
日本の金融リテラシーを高めるために:実証研究に基づく政策提言 |
丸野 雄一・出田 隼也 |
加藤ゼミ |
5つの性を持つインドネシアのブギス族〜イスラームと土着文化の狭間で〜 |
杉村 千依・松田 莉歩・範 公康 |
FLP演習 小林ゼミ |
これからのプロスポーツ業界で求められる人材要件とは? :スポーツ産業の進展に伴うロワー・マネジメント層の重要性とその育成課題 |
飯田 伊織・菅野 大地・半林 誠・中垣 陸 |
敢闘賞
ゼミ名 | タイトル | 発表者(敬称略) |
加藤ゼミ |
わたしの最期はわたしのものか? ~安楽死から考えるイスラームと人権のジレンマ~ |
石野 史華・堀 泰蔵 |
川崎ゼミ |
包絡分析法(DEA)を活用した行政サービスの効率改善 | 川島 瑞生・笠井 伸・篠田 勇仁・半田 明穂 |
AI・データサイエンス演習 中村ゼミ |
移住支援制度で地方創生:成否を分ける要因は何か |
北原 孝太郎・桐林 泰生・森 友希 |
中村ゼミ |
効率的なごみ排出量削減に向けて:市区町村データを用いた実証分析 |
高橋 哲大・佐藤 響・城川 航樹 |
林ゼミ |
従業員の特性から見るワークライフバランス施策の在り方 |
松橋 佑樹 |
奨励賞
ゼミ名 | タイトル | 発表者(敬称略) |
川崎ゼミ | 可処分所得の増加による少子化対策案 |
跡部 真優・石川 翔太・東出 麻里・豊島 悠人・金宮 陽一 |
李里花ゼミ |
大学におけるダイバーシティ教育の地平〜学生主体のダイバーシティ推進に向けて〜 |
伊藤 彩花・文屋 麗・片桐 俊博 |
中村ゼミ |
ふるさと納税の地方活性化に関する分析 |
井上 玲・永福 裕汰・高橋 勇雅 |
中村ゼミ |
医療格差の現状と解消に向けた提言 | 鎌川 由梨・上杉 ひなた・諏訪 遥香 |
加藤ゼミ |
「変わるもの」と「変わらないもの」〜近代化とインドネシア〜 | 菊子 栞利・並木 元汰・前川 友希 |
加藤ゼミ |
壊されたインドネシア観光 |
佐藤 詩・佐藤 さくら・田中 毱華・伊藤 愛梨 |
川崎ゼミ |
コンパクトシティ化による公益事業の維持管理 |
佐藤 浩平・小川 萌恵・中瀬 翔太・中村 泰斗・畠山 愛優美・馬場 悠太朗 |
川崎ゼミ |
新たな結婚支援政策の提言 |
高野 心春・武富 碧菜・岡本 健成・鶴田 純基・鈴木 優奈 |
ハリスンゼミ |
日本の森林の魅力の伝え方 |
中村 春花 |
川崎ゼミ |
合計特殊出生率の上昇へのアプローチ |
山岸 千春・堀井 美葵・岡安 美来・福本 隼也・坂田 陽 |