総合政策学部
総合政策学部教授 加藤久典がデヴィ・スカルノ夫人をお招きし特別講義を行いました
2023年07月04日
ラトナ サリ デヴィ・スカルノ夫人(右)と加藤久典教授(左)
総合政策学部教授 加藤久典の専門分野は宗教社会人類学、比較文明学、東南アジア地域研究(インドネシア)です。
2023年6月21日、総合政策学部教授 加藤久典の「東南アジア社会文化論」において、インドネシア共和国スカルノ初代大統領の夫人であったラトナ サリ デヴィ・スカルノ夫人をゲストスピーカーにお招きしました。
特別講義のテーマ「歴史の狭間で~スカルノ大統領と私の日々~」と題して、当時のインドネシアと諸国との関係性のお話から始まり、スカルノ大統領の功績やインドネシア国内の状況、スカルノ大統領が失脚するきっかけとなった、1965年に発生した軍事クーデター未遂事件(9・30事件)を振り返りました。インドネシア国内の政治情勢や、緊迫した状況下で20代の夫人がスカルノ氏を支え、インドネシア国内の安定を導くために奔走した様子など、その時のリアルな状況や夫人の心情なども交えて語っていただきました。併せて、スカルノ大統領との思い出やお人柄についてのエピソード、微笑ましい動画など用いてご講義いただきました。学生達は大変熱心に聞き入り、学生にとってインドネシアの歴史に理解が深まるとても貴重な講義でした。
今回の講義実施にあたり、参加希望者が多数あり履修学生以外の聴講につきましては事前申込制をご案内をさせていただきました。略儀ではございますが、会場へ足をお運びいただきました皆さまへ御礼申し上げます。

講義前の打合せ
講義を熱心に聴講する学生
講義終了後、ゼミ生と昼食会