5月 24日(水 )3時限目 総合政策学部黒田ゼミ(事例研究)に7期生松本太一氏をお招きして、松本氏が取り組んでおられる「アナログゲーム療育」についてのご講義をいただきました。
「ゲームで楽しみながらコミュニケーションを学ぶ」というテーマでの講義後、松本氏の指導のもと、ゼミ生たちも実際にゲームを体験し、相手の好みや思いを知りたいという興味がゲームを行う過程で自然に醸成されることを実感しました。
「アナログゲーム療育」は、学部生時代に発達障害児を対象としたソーシャル・スキル・トレーニングに関心を持って研究に打ち込まれた松本氏が独自に考案・開発された手法です。既成概念に捉われない多角的な視点、オリジナルな発想力が総合政策学部時代に培われたことが現在の研究と仕事に繋がっているというお話に現役学生たちは真剣に聞き入っていました。
松本太一氏略歴:中央大学総合政策学部卒業後、東京学芸大学大学院障害児教育専攻に進学。発達障害のある子どものソーシャル・スキル・トレーニングを研究する。卒業後施設での実践経験を通じて、カードゲームやボードゲームを用いてコミュニケーション力を育てる「アナログゲーム療育」を開発。独立後、フリーランスの療育アドバイザーとして全国100ヶ所を超える施設の研修・コンサルティングを行っている。
講義中の松本太一氏
講義に聞き入る学生たち
ゲームを体験するゼミ生
*総合政策学部では、今年度、創立30周年を記念して卒業生による講義シリーズを展開してまいります。