総合政策学部

総合政策学部生が「学生による社会スタディ」で優秀証を授与されました

2023年05月22日

2023年2月8日、公益社団法人 私立大学情報教育協会が開催した、「学生による社会スタディ」において、総合政策学部国際政策文化学科2年 シェザード樽塚紗奈さんが、優秀証を授与されました。

参加対象は、国立・公立・私立大学に通う1年生・2年生。プログラムでは、3人の有識者から情報提供が行われ、参加学生と質疑応答・意見交換を行い、「情報通信技術を活用して未来社会にどのように向き合うか」について考えました。複数学生のグループで気づきの整理と発展のための討議を行い、プログラム終了後には学びの成果物を各自作成し同協会へ提出しました。特に優れた成果が見られた学生には優秀証が発行されました。

Q.参加したきっかけは何ですか?

家族の勧めでこのプログラムを知りました。AI(人工知能)などによるDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する内容を取り扱うプログラムですが、理数系・情報系の学問分野に苦手意識があり、予備知識もほとんどありませんでした。だからこそ、苦手意識を克服したいという思いで参加しました。また、現在話題になっているChatGPTの使用開始日が、このプログラムの開催日だったということもあり、関連知識を深めるには良いタイミングだと思いました。

Q.有識者の方の講義を聞いて率直な感想を教えてください。

有識者の方の講義は、プログラミングなどの内容もあり、予備知識がないと理解が難しいと感じましたが、興味を持てるような話題もたくさん用意してくださっていました。特に気になったのは、Googleが開発したLaMDA(ラムダ)というAIに関するお話でした。従来型のAIとは異なり、哲学や心理学などを取り入れた感情を持つAIと言われていて、いずれ人間を超えてしまうのではないか、といった議論もなされているとのことでした。難しい内容でもありましたが大変興味深い講義でした。

Q.他大学の学生とグループディスカッションではどのようなことを話しましたか?

グループでは、創造性や起業家精神の重要性についての講義に興味を持ったという意見が多かったです。ある幼稚園では、円形の園舎の屋上に運動できるスペースを設けており、幼少期から創造性を育むことができるよう設計に工夫がなされているそうです。その講義を担当された先生は、「日本には起業する人が少なく、そういった人材を増やすには、固定概念を覆す発想が重要」とおっしゃっていて、それは幼少期から育むことができるということに大変な驚きと新鮮さを感じました。
グループでの意見交換はスムーズに進み、幼少期からさまざまな価値観に触れることで、それらを否定するのではなく受け入れる心を養うことができるのではないだろうか、という結論にまとまりました。

Q. お一人で参加されたとのことですが、積極的な姿勢が素晴らしいですね。
これまでも、新しいことに果敢にチャレンジされてきたのでしょうか?

家族の考え方に影響されたのもあり、何か新しいことにチャレンジするときは一人で参加するようにしています。いつも同じ人と一緒にいると考え方が変わらないので、新しい価値観を取り入れたいと考えているためです。高校時代には、学校行事をより良くするために、クラウドファンディングへの協力を呼びかけたり、地域の人々を巻き込んだりして、新しい企画を実施したことがあります。これまでの経験が、未知の分野へ挑戦することに対するハードルを低くしてくれたのだと思います。現在も、社会問題の解決のために、個人でクラウドファンディングの取り組みを行っています。

Q.このプログラムを通じて学んだことを、今後にどのように活かしていきたいですか?

総合政策学部の講義を聞いていると、今回お話しを伺った内容と繋がっているなと感じることが多々あります。今回得た知識を活かして学部の講義をより深く理解できるよう、引き続き積極的に学修に取り組みたいと思います。