総合政策学部

総合政策学部 加藤ゼミの中村咲里佳さんと吉田理湖さんが「インドネシア語スピーチコンテスト」で受賞しました

2022年12月23日

       中村咲里佳さん(左)と吉田理湖さん(右)

2022年12月3日(土)、総合政策学部 加藤ゼミ3年 中村咲里佳さんと4年 吉田理湖さんが、神田外語大学で開催された「第15回インドネシア語スピーチコンテスト」(主催:神田外語大学、後援:在日本インドネシア共和国大使館)に出場し、優秀な成績を修めました。

中村さんは全グループの総合最優秀賞、吉田さんはグループB(インドネシア語学習4年以内の大学生)の最優秀賞に輝きました。

このスピーチコンテストは、弁論テーマ”Indnesia Hatiku”(私の中のインドネシア)について、4分間以内のスピーチを行い順位を競います。スピーチ後には、審査員とインドネシア語での質疑応答が行われました。また、当日は神田外語大学2年生によるインドネシア語劇や、愛好会ムルデカによるバリガムラン演奏も実施されました。

 

 

受賞した中村さんと吉田さんにコメントをいただきました

      表彰される中村咲里佳さん

中村咲里佳さん【スピーチ内容と感想】

 私は「世界平和の鍵」をタイトルに、「私の中のインドネシア」についてスピーチを行いました。私はこれまでにインドネシアの人々と交流したり、授業やゼミナールで多宗教・多民族国家であるインドネシアの文化・社会について学ぶ中で「異なる考え方を受け入れ、尊重することの大切さ」について学びました。世界に目を向けてみるとあらゆる事柄に対して様々な考え方が存在し、それが原因で対立したり、いまだに武器を用いた戦争が行われ、多くの命が失われています。私がインドネシアから学んだ「異なる考え方を受け入れ、尊重すること」は、平和をもたらすための鍵を握るのではないかと考え、スピーチにその想いを込めました。

 このような素敵な賞をいただけたことを大変嬉しく思います。スピーチの内容を考える上では私が3年間、大学での授業やゼミナール、研究を通じて学んだことから、「私の中のインドネシア」とはどのようなものなのか、時間をかけて考えました。内容だけでなく、表現方法や発音、声の出し方などとても苦労しました。繰り返し練習を見てくださったインドネシア語の先生方、インドネシアの友人やゼミの仲間、そしていつもご指導頂いている加藤先生のおかげでこの賞を受賞することができました。今回頂いた賞を自信に、これからもインドネシア語の更なる語学力向上に努め、4年生での卒業研究に励んでいきたいと思います。

      スピーチを行う吉田理湖さん

吉田理湖さん【スピーチ内容と感想】

 今年9月、私はインドネシアのアイルランガ大学で勉強するためにスラバヤを訪れました。その経験をもとに「ただ共にいること」をタイトルにスピーチを行いました。スラバヤの人達は私を新しい家族のように歓迎してくれ、とても感動しました。滞在中に体調を崩し、心細さと寂しさを感じていたなか、インドネシアの友人たちが千羽鶴を送ってくれたという出来事があり、互いに助け合い、他者を家族のように大切にする心に触れました。彼らには、私が決して一人ではないことを教えてもらいました。「ただ共にいること」で私たちの心は孤独のなかにいる人を助けることができると私は信じています。恩返しとして私自身が他の人とどんな時も共にいる心を作りたいと思いスピーチをしました。

 このスピーチを通じて、インドネシアについて教えてくださった先生方、共に学んだ友人、インドネシアで出会った先生方や友人たちに感謝を伝えたいと思い、挑戦しました。私にとって個性や考えも違う人たちが「共にいる」ことの価値を教えてくれたのは、インドネシアです。この経験や出会いを今後の自分の道に活かしていきたいです。また、後輩の皆さんにも「インドネシア」を通じて、様々な挑戦をしてもらいたいと思います。最後に日頃お世話になっている先生方や事務室の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。