総合政策学部

総合政策学部 加藤ゼミの中村咲里佳さんと赤松義人さんが「インドネシア語スピーチコンテスト」で入賞しました

2022年10月12日

     賞状を持つ赤松義人さんと中村咲里佳さん

 総合政策学部 加藤ゼミ3年 中村咲里佳さんと2年 赤松義人さんが、在大阪インドネシア共和国総領事館主催の「インドネシア語スピーチコンテスト」に出場し、優秀な成績を収めました。

オンラインで開催されたこのコンテストは、スピーチ部門と朗読部門に分かれており、中村さんはスピーチ部門で2位、赤松さんは朗読部門で3位に入賞しました。

 

 

中村さんと赤松さんにお話を伺いました

  インドネシアの民族衣装でコンテストに臨む中村さん

Q.中村さんが出場したスピーチ部門では、「私とインドネシア」というテーマについて自ら作文し5分間でスピーチをおこなったそうですね。どんな内容のスピーチだったのですか?

中村さん:私は高校生の時にインドネシアにホームステイをしたのですが、その際、日本とは違うトイレの形式に困惑してしまったことがありました。この経験をもとにスピーチを考えました。現在は、多くの海外の方々が日本に訪れ、世界でもグローバル化が更に加速しています。そのため、私たちは異なる文化を持つ人々と生活したり、関わったりする機会がより一層増え、異なった文化と互いに共存していく必要があります。私はインドネシアでのトイレの経験から、異文化と共存していくために大事なことを学ぶことができました。異文化に対して否定的な感情を持つのではなく、お互いが相手の文化や習慣を理解しようとすること、そしてそれを尊重することが大きな鍵を握るのだという思いを込めてスピーチしました。これからも、私にとって異文化であるインドネシアを学ぶことを通じて、視野を広げ、日本社会や世界がより良くなるために考え方を見つめ直していきたいです。

Q.コンテストに出場する上で大変だったことはありますか?

中村さん:スピーチの内容を考える上で、自身が考えていることを相手にわかりやすく、そしてニュアンスが伝わるようにインドネシア語を用いてどのようにして伝えるのかという点がとても難しかったです。しかし、インドネシア語の先生やインドネシア人の友人に繰り返し見ていただくことで、納得のいくスピーチを行うことができました。これからもインドネシア語の学習、そして異文化とどのように向き合っていくのか、どのように共生する必要があるのかについて更に学びを深め、考えていきたいと思います。

今回はこのような素敵な賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。主催していただいた方々、いつもご指導くださる加藤先生、そしてインドネシア語の先生方、友人に感謝申し上げます。

       スマートフォンで朗読の様子を収録した赤松さん

Q.赤松さんが出場した朗読部門は、事前に出されたお題である、インドネシアの童話から一つ選び、10分間で朗読するというものですね。どんな内容でしたか?

赤松さん:『Dongeng Bujang Katak』という童話を朗読しました。この童話は「人を判断するのは外見ではなく中身から判断しなければならない」というメッセージが込められたお話です。どうしても子供が欲しいが裕福ではないおばあさんが、どんなに醜い容姿の子供でもしっかりと愛情を注ぎ育てることを誓ったことで、神様からカエルのような見た目の子供を授かり、誓いの通り育て上げるのですが、成長した後に王宮へ行くと7人の王女のうちの6人は彼の容姿を笑い相手にしませんでした。唯一彼の見た目で笑わなかった王女と結婚するために、彼は王様から結婚の条件として出された指令を達成しようとするのですが、その時、カエルのような容姿が剥がれ落ちました。ハンサムな少年になった彼は1人の王女と結婚し幸せに過ごしました、というストーリーです。

 

Q.今回出場するにあたり、気をつけたことはありますか?

赤松さん:童話の朗読について、インドネシア語の一つ一つの発音を丁寧にすること、文の区切りを適切な場所で行うようにしました。また、ただ読むのではなく抑揚をつけて読むことも意識しました。練習期間は4、5日間しかありませんでしたが、インドネシア語の先生から個別で発音の練習や単語の意味などを丁寧にご指導いただき、すらすらと読めるようになりました。

今回のコンテストに参加したことで、日頃行っているインドネシア語の授業や練習がきちんと身についているのか確かめることができ、自信に繋がりました。それと同時に今後さらにインドネシア語の勉強に励んでいきたいという思いが強くなりました。

またいつもお世話になっている先生方や先輩方のご指導によりこのような素晴らしい賞をいただくことができ、心から感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。お二人とも本当におめでとうございました!