総合政策学部

総合政策学部 伊賀上ゼミの調査活動が「タウンニュース」に掲載されました

2022年10月18日

(左から)和田さん、神保さん、小椋さん、椿さん(中央)大使館職員の方、議員の高田氏、キッズゲルニカ実行委員の方、厚木市役所の方

総合政策学部 国際政策文化学科3年の和田あずみさん、椿恵さん、政策科学科3年小椋伊織さん、神保実沙さんの4人がプロジェクト奨学金の援助を受け、所属する伊賀上ゼミの調査活動でウクライナ大使館を訪れました。その様子が9月2日号の「タウンニュース」(厚木・相川・清川版)に掲載されましたのでご紹介します。

 

 

和田さんにお話を伺いました

伊賀上ゼミで日本におけるウクライナ避難民の生活支援について調査をしています。現在は、自治体や民間団体、ロシアやウクライナに関係したお仕事をされている方などにウクライナからの避難民の受け入れに関しての取材をしています。

大使館訪問のきっかけは、ウクライナの子供たちが描いたキッズゲルニカの展示の場で厚木市議会議員の高田ヒロシ氏とお会いしたことです。キッズゲルニカは、世界各国の子供たちが平和をテーマに、画家ピカソのゲルニカと同じサイズのキャンバスに絵を描くプロジェクトです。今回展示されたキッズゲルニカは、東日本大震災の震災復興、そして平和を願い、ウクライナの子供たちによって描かれたもので、今回私たちが取り組んでいるプロジェクトのヒントになればと思いました。高田氏は厚木市にキッズゲルニカが来るきっかけを作られた方で、ゼミのプロジェクトの話をしたところ、今回大使館を訪問させていただく運びとなりました。

訪問の場では、大使館職員の方に直接お話しさせていただきました。「ウクライナ避難民に対して、大学生として何かしたい」という私たちの思いに対して、「避難された方の精神的ダメージは大きいので、まずは友達になってくれれば良い」といった回答をいただきました。「ウクライナとロシアの関係を少しでも勉強して、どうしてこの状況になっているか理解し、本当のニュースを調べてほしい。若者は特に、これからの平和な世界をつくるためにどうしたらいいか考え、力を合わせることが必要だ」ともお話しいただきました。併せてボルシチやコサックダンスなどウクライナの文化についてもお話しいただき、大変貴重な経験となりました。今回、議員の髙田氏と厚木市職員の方、大使館の方のご厚意で訪問にご一緒することができ、非常にありがたく、そして嬉しく思っています。提案や時間の調整などしてくださった議員の方や職員の方々、取材をしていただいた方々、プロジェクトを導いてくださっている伊賀上先生に心より感謝申し上げます。