総合政策学部

総合政策学部教授 加藤久典がデヴィ・スカルノ夫人をお招きし特別講義を行いました

2022年06月23日

講義中のデヴィ夫人

総合政策学部教授 加藤久典の専門分野は宗教社会人類学、比較文明学、東南アジア地域研究(インドネシア)です。

2022年6月15日、総合政策学部教授 加藤久典の「東南アジア社会文化論」において、インドネシア共和国スカルノ初代大統領の夫人であったラトナ サリ デヴィ・スカルノ夫人をゲストスピーカーにお招きしました。

本論へ入る前に、「人の3倍勉強し、人の3倍働き、人の3倍努力を重ねたからこそ、今の自分がある。」旨のお言葉をいただきました。その上で、「歴史が動く時~スカルノ大統領と私~」をテーマとした特別講義では、インドネシア共和国建国の父であるスカルノ大統領が失脚するきっかけとなった、1965年に発生した軍事クーデター未遂事件(9・30事件)を振り返りました。

大統領と軍との関係を中心に緊迫した当時の政情が語られました。併せて、スカルノ大統領との思い出やお人柄についてのエピソード、当時20代であった夫人が混乱した国内を安定させるために奔走された体験談などもお聞かせいただきました。参加した学生達は大変熱心に聞き入り、大盛況で講義は締めくくられました。

今回の講義実施にあたり、例年に比べ多くの方々より反響があったことから、履修学生以外の聴講につきましては事前申込制・先着順でのご案内をさせていただきました。略儀ではございますが、会場へ足をお運びいただきました皆さまへ御礼申し上げます。