総合政策学部

2021年度 第3回FPS seminar seriesを開催しました

2021年12月01日

11月19日(金)、講師として中村昌弘氏(シテ方金春流能楽師・中央大学法学部法律学科ご出身)をお招きし、『鬼の能』をテーマにオンラインによる講演会を開催しました。

「能」と「鬼」の関係について実際の面や『黒塚』、『紅葉狩』などの動画や画像を見せながら能の歴史や舞台についてご解説いただきました。また、能の台本である謡本の一部を画面共有して、謡の実演をご披露いただき、参加者も発声する体験をしたり、基本的な立ち方もお教えいただくなど、能という伝統文化を身近に体験する機会を頂きました。受講者は総合政策学部生以外に他学部からの参加もあり100名弱が聴講しました。

黒田絵美子(総合政策学部教授)が司会を務めた質問コーナーでは多くの感想や質問がチャットにて寄せられ、それぞれについて中村先生から丁寧なお答えをいただきました。質問は、「演目において面をつけるのはどういう役柄か」、「演者は役にどのくらい感情移入するのか」、「能の世界でもコロナの影響はあったのか」など多岐に渡り、能に対する理解がさらに深まった受講生からは「今度、実際に能楽堂で能を観てみたい」との声も寄せられました。