総合政策学部

2021年度 第2回FPS seminar seriesを開催しました

2021年06月21日

6月16日(水)、講師として桂やまと師匠(落語家・中央大学文学部[心理学]ご出身)をお招きし、『落語における人物描写』をテーマにオンラインによる講演会を開催しました。

古典落語「転失気(てんしき)」「夢の酒」の二席を実際にご口演いただいた上で、落語における情景描写や人物描写のテクニックについてお話しいただきました。小道具は扇子と手拭いのみを使用し、言葉と表情によって何人もの登場人物を演じ、目の前にリアルな情景を創り出す表現力に圧倒され、学生からは「ぜひ生の落語を観に行きたい」とのコメントもありました。講演には、総合政策学部の1年生を中心に約300名の学生が参加しました。

講演の後半に行われた質疑応答では、「演じる上で難しい表現や動きは何か」、「落語家の独創性はどのように出しているのか」といった表現の仕方に関する質問や、「能や狂言の演目を演じることはあるのか」、「現代になってから作られた落語はあるのか」などの落語文化に関する質問があり、総合政策学部教授 青木英孝、黒田絵美子のコメントも交えながら活発な意見交換が行われました。