総合政策学部

2021年度 総合政策学部プロジェクト奨学金受給者が決定しました

2021年06月09日

2021年度 総合政策学部 プロジェクト奨学金 1 の受給者が決定しましたのでご案内します。

 

プロジェクト奨学金は、社会の問題発見・解決、事象解明などを目指した企画や構想に対し、その活動費を支援する総合政策学部独自の制度です。学生はテーマを設定し、自らの計画に基づき国内外での調査活動を行います。その研究成果は総合政策学部主催の学生研究発表会リサーチフェスタ 2 で発表され、年度末に「活動報告書」としてまとめられます。

 

2021年度 総合政策学部のプロジェクト奨学金受給者は以下の通りです。

 

最優秀賞(学長賞)

 

学科 学年 氏名 プロジェクトタイトル
国際政策文化学科 3年 関 万葉

外国人技能実習制度の問題を探る

~愛知県高浜市の「バディ制度」を手がかりに~

 

優秀賞(学部長賞)                             (学科・学年・五十音順)

学科     学年 氏名 プロジェクトタイトル
政策科学科 4年 柳澤 美南

若年の投票率向上に対する手段としてのNIE

ー政治的社会化の観点からー

政策科学科 3年 櫛田 優菜

「世界目標」SDGsとイスラーム

~インドネシアにおける「ジェンダー平等」の実態から~

政策科学科 3年 熊手 治輝

ASEANは域内問題を解決できるか?

~ミャンマー問題のクーデターを通じて分析する"ASEAN WAY"の希望と限界~

政策科学科 3年 福冨 史織

日本移植医療における新たな臓器提供方法「オプト・アウト」型の可能性とは

ー現地の当事者・政策者へのヒアリングを通じてー

国際政策文化学科 3年

梅沢 有里沙 長谷川 優衣

歴史は一つなのか?

~日本とインドネシアの教科書記述から歴史認識を探る~

国際政策文化学科 3年 東中川 沙紀

日本の動物愛護について

~他国との比較から見える問題点とは~

国際政策文化学科 3年 北向 夏輝 ディーセント・ワークを目指して:日本の労働環境改善に向けた政策提言

受給者の皆さんにプロジェクトに対する「意気込み」を伺いました。

【関万葉さん】

奨学金が頂けること、調査ができることへの感謝を忘れずに、プロジェクトを進めていきます。

【柳澤美南さん】

近年、若年の投票率低下が問題となっています。学校教育で政治的事象を扱う難しさと向き合い、総合政策学部での4年間の学びを活かしたいです。

【櫛田優菜さん】

本研究はイスラームを本質的に理解すること、そして世界目標の有効性を明らかにすることを目的としています。コロナ禍で活動が制限されていますが、最大限できることを考え、有意義な研究にします。

【熊手治輝さん】

日本と関わりの深いASEANの外交手法に着目した調査を行うことで、ASEANや国際機関の新たな側面を見出していきたいと考えています。

【福冨史織さん】

本プロジェクトは、日本とは異なる方式を採用する諸国の当事者から、日本における移植医療改善への「手がかり」を得ることを目的としています。彼らの言葉ひとつひとつを大切にし、真摯に取り組みます。

【長谷川優衣さん】

本研究を通じて、「歴史を理解するとはどういうことなのか」を明らかにしたいと思います。このような賞を頂けたことに感謝し、共同研究者らと真摯に取り組んでいきたいと思います。

【東中川沙紀さん】

コロナ禍で開催困難な譲渡会、需要が増すペット市場。そんな今だからこそ、動物愛護先進国のドイツやイギリスとの比較から、3万匹強が殺処分される日本の今後すべき取り組みを考えます。

【北向夏輝さん】

私たちの研究は、日本の労働環境を改善するためにはどういった制度・政策の改善が必要なのかを定量分析を通じて明らかにする事を目的としています。有効かつ実行可能な政策提言ができるよう、もう一人の論文共著者と協力して精進していきたいと思います。

                                           

1 プロジェクト奨学金

学生ならではのアイディアや企画、調査計画に対して、それらを実際に具現化できるような支援として2014年度から新たに設立された、総合政策学部独自の奨学金です。研究成果は総合政策学部主催の研究発表の場「リサーチフェスタ」で発表され、年度末に活動報告としてまとめられます。

 

2 リサーチフェスタ

ゼミなどで学び、研究した日ごろの成果を学生たちが発表し合う「知の祭典」です。総合政策学部の公式イベントとして2013年度から始まりました。総合政策学部には幅広い分野のゼミがあり、学生一人ひとりが主体的に活動しています。そうしたゼミ活動で得た知識を幅広い人たちに知ってもらう場として、「リサーチフェスタ」を年に1回開催しています。