総合政策学部
総合政策学部教授 川崎一泰の論文が書籍に収録されました
2021年04月20日

総合政策学部教授 川崎一泰(かわさき かずやす)の論文が書籍に収録されましたのでご案内いたします。
【タイトル】コロナショックの経済学
【 編 著 】宮川 努
【 出版社 】中央経済社
【 ISBN 】978-4-502-38591-9
【 発売日 】2021/ 04/20
内容紹介
新型コロナウイルスが経済に与えた影響とは。医療の供給体制、外出自粛と経済活動の関係、地域や産業への波及効果、韓国の対策、企業倒産、失業率、働き方の変化などを分析。
川崎一泰らが執筆した論文では、新型コロナウイルス対策として行われた、様々な制限の影響が各地域にどのように波及したかを分析した。分析の結果、飲食などの消費縮小は都道府県単位の域内で完結しやすい分野で主に発生し、近隣の都道府県への波及もそれほど大きくなかった。このことは感染対策と経済活動の秤量を地域ごとに行うことの合理性を裏付けるものである。一方、旅行関係分野は地域間の波及があり、インバウンド需要の「消滅」が1年間継続するとGDPの0.1~0.2%縮小させる規模になり、厳しい状況が続きそうである。