総合政策学部

2018年度卒業生の網野悠介さんのエッセイがリーズ大学大学院のジャーナルに掲載されました

2020年04月10日

本学部の2018年度卒業生 網野悠介さんが、留学先の英国リーズ大学大学院(環境開発学専攻)にて執筆したEssayが評価され、同大学Sustainability Research Instituteのジャーナルに掲載されました。

ICT products make our life prosper. But a problem is emerging.

 

網野さんは、本学在学中、プロジェクト奨学金を利用した研究調査活動(『悲劇から奇跡の復興!アフリカのルワンダでICT革命を追う』)を行い、2017年度の学長賞を受賞しています。

網野さんにお話を伺いました

Essayはどういった経緯で書かれたのでしょか?

 Ecological Economicsという授業の課題として、「Ecological Economicsの観点から自分の興味のある環境問題について論じよ」というテーマが出されたので、書きました。

「電子ゴミ」について書いたのは、学部でのプロジェクト学習が関係していますか?

 はい。ルワンダの調査が大きく影響しました。学部のプロジェクトでは、ICTによる開発政策というプラスの面に焦点をあてた研究でした。しかしアフリカではICTによる負の側面、電子ゴミの問題が深刻化する国があることも知り、そうした経緯で電子ゴミに興味を持ちました。

 在学時は泉川泰博教授の事例研究ゼミ、ハリスン・ブライアン教授のFLPゼミに所属し、3年間、環境問題について学びました。卒業時は日本の電子ゴミの現状について卒論を書きました。このEssayでは、そうした学部時代の経験に加え、修士課程で学んだことを融合し、グローバルな観点で電子ゴミについて書きました。

 また、私の専門の環境開発学は、二つのゼミでの学んだことが融合されている分野だったため、専攻しました。泉川先生の下で国際関係理論の観点からルワンダの開発政策について深堀りし、ハリスン先生の下では環境学について英語で学んだことが、現在の大学院の授業に適応するのに大きな手助けとなっています。

 学部時代から学びたいことをまっすぐに実行し、プロジェクト学習に取り組んでいた網野さんがイギリスの大学院へ進学してから1年が過ぎ、学部に届いたうれしいニュースでしたのでご紹介しました。このような卒業生の活躍もお伝えしていきます。