総合政策学部新着ニュース

2020年04月01日

【新入生対象】総合政策学部長メッセージ

総合政策学部に入学された皆さんに対し、青木英孝総合政策学部長よりメッセージを掲載いたしましたので、ご覧ください。

 

 

 

中央大学で学び、大きな自信を。

青木英孝

 

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんのこれまでの努力に敬意を表し、教職員一同心から歓迎いたします。また、皆さんをこれまで支えてきてくださったご家族に対しても、心からお喜び申し上げます。

 最高学府と呼ばれる大学での学びは、与えられた知識を覚えることが中心だった高校までの勉強と決定的に異なります。何を学ぶか、いつ学ぶか、どうやって学ぶかなど、皆さんの自由裁量がとても大きくなります。好きなことを学べるので、出発点として、好奇心やさまざまなことに疑問をもつことが大切になります。また、比較的自由であるが故に、自律的であることも求められます。皆さんには大きな可能性があります。しかし、ボーっと過ごしてしまうと、何にもならない可能性も同じくらいあることに留意してください。

 学問は、スポーツや芸術と似ています。基礎を習得する段階では結構な労力を要します。部活やクラブ活動で、一見単純な基礎練習を日々繰り返した人も多いと思います。でも、基礎を固めたからこそ、それを自由に用いる楽しさが待っていたはずです。大学での新しい学びでも基礎固めの地道な努力が必要ですが、大学時代に真剣に取り組んだ学びはこれだ!と言えるよう、興味のある研究テーマを見つけて学問の楽しさを実感してください。

 ところで、なぜ富士は高くて美しい山なのか。それは裾野が広いから。自分自身を高めるために、多様な学問に触れ、多くの経験を積んで視野を広げてください。総合政策では是非、複眼思考を会得してほしいと思います。面倒なことに、ある良い施策は別の視点からみると悪手かもしれない。例えば、通信技術の発達、スマホの普及は生活を便利にしましたが、仕事に縛られ心を病むかもしれませんし、SNSが原因の自殺が起きてしまうかもしれない。さらに、ある時点での正解が後に不正解になることもある。社会問題の場合、テストのように正解が一つしかないケースは稀です。正解がない場合も複数ある場合もある。白か黒かの二択でなく灰色も多い。だからこそ、複眼思考が大切なのです。

 最後になりますが、人生の方向性を決める、あるいは人生に大きな影響を与えるのは、得てして先人の知恵が詰まった書物か、人との出会いだと思います。大いに勉強し、スポーツを楽しみ、文化芸術に触れ、生涯の友人を得るなど、中央大学で過ごす時間が人生の宝物になりますように。大学時代の経験を通じて、大きな自信を手にしてほしいと思います。