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2020年02月05日

授業科目「プロジェクトマネジメント」の受講者で構成されたグループ「Chu's day」が、八王子学生CMコンテストで観客賞を受賞しました

左から、佐藤 泰志さん、渡邉 拓実さん(ともに総合政策学部3年生)

2020年1月26日(日)、八王子市学園都市センターにて開催された「令和元年度 八王子学生CMコンテスト」で総合政策学部3年生のグループ「Chu’s day」制作によるCM『あなたのぶんだけ、八王子』が「観客賞」を受賞しました。「大学コンソーシアム八王子」主催で開催されたこのコンテストは、「八王子で暮らす」をテーマとして、八王子市の魅力を30秒のCMにした作品を募集するものです。総合政策学部で「プロジェクトマネジメント(プロセスマネージメント)」の授業を担当する村田雅之教授(国際情報学部所属)の指導のもと、総合政策学部3年生の野口拓哉さん、関川荒太さん、佐藤泰志さん、北陽気さん、羽金直樹さん、渡邉拓実さんが応募作品を制作しました。受賞作品は都心大型ビジョンなどで放映される予定です。

今回のプロジェクトを統括した佐藤泰志さんと撮影・編集を担当した渡邉拓実さんにお話を伺いました。

 

八王子学生CMコンテスト応募に至った経緯と作品制作のプロセスについて教えてください。

 

佐藤:わたしたちは全員、村田教授が担当されている授業「プロジェクトマネジメント(プロセスマネージメント)」を受講していますが、そこで学んだPBL(Project Based Learning)の成果としてこのコンテストに応募してみようということになりました。教授からは、プロジェクトを行う際に必要となる、目的の明確化、実現に至るまでの工程のデザイン、リスク管理の手法といった基本的なことをまずしっかり教えていただきました。それから、チームを組むことになり、授業が火曜日3時限目であることからチーム名を「Chu’s day」としました。

 

渡邉:まず話し合ったのは、「誰にこのCMを見てほしいか」です。八王子市のブランドメッセージである「あなたのみちを、あるけるまち。八王子」の意味を掘り下げて考えた結果、CMのターゲットは限定的にせず「幅広い世代」にしようということになりました。それから、学生が作るということの意味も踏まえて、「学生らしさ」も出したいと思いました。動画編集の経験者がいなかったのですが、素人なりに素直に誠実にメッセージを伝えれば良いのではないかと話し合いました。

 

佐藤:絵コンテを持ち寄ってアイデアを出し合い、その中で、「人々の温かさ」、「暮らしやすさ」、「自分らしく生きられること」というキーワードが出てきました。偶然、私たち6人のメンバーのうち4人が東北地方の出身で、東北から東京の大学に来てみて、中央大学のある八王子はイメージしていた東京とは違っていたけれど、なんだか住みやすく居心地が良いということで意見が一致して、その魅力を伝えられたら一番良いと大きな方向が決まりました。12月中旬に八王子の街へ出て行き、街行く人に「あなたのみちを、あるけるまち。」という八王子のブランドメッセージをお伝えして、「あなたにとって八王子はどんな場所ですか?」と質問をして回りました。その答えを画用紙に書いてもらい、それを読んでもらう様子を撮影しました。2日間、出来る限り多くの方に声をかけました。

 

渡邉:見知らぬ方に声をかけるということに躊躇していたのですが、メンバーの野口くんは積極的で、上手に話をしてくれました。応じてくださった方々が皆さんとても温かく、CMの制作をしていると伝えると「がんばってね」と励ましてくださる方も多かったです。こちらがお願いをしていることなのに、こんなに優しく応じてくださるなんてと感激しました。私は福島県南相馬市の出身で、東日本大震災後、群馬県に引っ越したのですが、その時の新しい友達の優しさを思い出しました。

表彰式の檀上にて(写真右が佐藤さん)

―CMを制作するプロセスでは、どんなところが大変でしたか?

佐藤:私はプロジェクトのリーダーとして、6人全員で協力し、1つの作品を作ることを大切にしようと思いました。しかし、やってみるとこれがなかなか難しく、どうやったらアイデアを出してもらえるか、同じ熱量で参加してもらえるか、一時期本当に悩み、いっそ挑戦をあきらめた方が良いのではないかとまで思い詰めました。そんな時、村田先生に相談をしたら、「やっていることは間違っていない。思うようにやりなさい。」と言っていただき、その言葉が励みになり、もう一度がんばろうと思いました。皆に意見を出してもらえるようにグループLINEの使い方を工夫して、全員からアイデアが聞けた時には本当にうれしかったです。

渡邉:編集をするにあたって、何度も何度も動画を見ていたら、見過ぎてなんだかわからなくなってしまいました。しかし、編集に立ち合ったメンバーと話し、「やはり、この動画を見るとホッとした気持ちや、幸せな気分になるよね」というところで一致していたので、その空気感を出すにはどんな編集が良いのかを改めて考えました。見てくれる人もそんな気持ちになれる動画にするには、どんな工夫ができるかを考え、当初、声は一切入れず、画用紙の文字を映すだけという編集だったのを、出演してくださっている方の声も入れることにして、そこからBGMとの兼ね合いや尺の調整を行いました。結果的に、「観客賞」という、観客の方々が好感を持って受け止めてくださったことの証となる賞をいただけたので、わたしたちが表現したかったことが伝わったのかな、と感慨深いです。

最後にプロジェクトを終えた感想をお聞かせください。

佐藤:村田先生は、授業でも個別指導の時でも常に親身になって良いアドバイスをくださったので、先生になんとか恩返しがしたいと思っていましたが、賞をいただくことができて、少しは恩返しできたかな、と思っています。また、撮影に応じてくださった多くの方々には、心から感謝しています。

渡邉:『あなたのぶんだけ、八王子』というタイトルに込めた意味は、そこに暮らす人、一人ひとりに人生があり、その人たちがいる分だけ、多様な八王子がある、ということでした。撮影を通していろいろな方々に接することができて、八王子がわたしの第三の故郷になったように感じました。

 

取材担当者より:町に出て、PBLを通して教室での学びを1つの形に仕上げ、その成果が認められた学生たちは、明らかに大きな成長を遂げました。教室の中だけに留まらない総合政策学部の学生たちの活動に今後とも温かなご支援をよろしくお願いいたします。