総合政策学部
FPSニュース 続報 「リサーチフェスタ 2019」が開催されました
2019年12月19日
2019年12月6日(金)、総合政策学部の“知の祭典”「リサーチフェスタ2019」が今年も開催され、審査員(総合政策学部の教授の方々)と多くの聴衆(中大の教授・学生陣)が見守るなか合計24組の学生が日頃の研究成果を発表しました。
研究のテーマは国際問題・宗教・教育・法律そして防災に関連することまで多岐にわたり、総合政策学部ならではのプロジェクト奨学金を利用した研究成果の発表や、1年生の海外調査入門となるField Studiesでの調査をもとにした発表が行われました。PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)の実践と言える先行研究、調査、考察、まとめ、提言という流れの発表が24組行われました。昨年の18組から24組へと発表数が増え、観覧者も多く、活気のある大会となりました。
全ての発表が終了したのち、懇親会が開かれ、総合政策学部長の青木英孝先生より「よく準備してプレゼンしており、いろいろなフィールドに亘っていて総政ならではと感じた。大勢の中で発表することは自信になる、場数を踏むと落ち着いて話せるようになるので、皆さんのレベルが上がっていくといいと思う。」とコメントをいただき、続いて各賞の表彰式が行われました。
最優秀賞は、ドイツのナチスに対する考え方を『想起の文化』の観点から研究した伊賀上菜穂ゼミの伊藤さんが選ばれました。大変だった点をインタビューすると「調査して得た膨大な情報の中からどこをそぎ落とすか悩みました。このような賞をいただき恐縮です。」とのコメントでした。優秀賞を受賞したのはFLP小林勉ゼミの北さん・櫻井さん、中村周史ゼミの千葉さん・加藤さん、加藤久典ゼミの谷本さん・三輪さん・遠藤さんの3組でした。皆さんに研究・発表のなかで工夫した点を聞くと、「専門用語を初めて聞く人にも分かりやすく表現すること」(北さん)、「データを論理的に正しく分かりやすく伝えること」(千葉さん)などが挙げられました。
また、ポスター部門では最優秀賞に加藤久典ゼミの渡邊さん、竹井さんによる「インドネシアで踊るアイドル~イスラームとアイドルの関係について~」、FLP新原道信ゼミ倉島さん(他共同研究者多数)「今在る銚子、共につくる銚子~地域に寄り添った政策提言を目指して~」が選ばれました。最後にはリサーチフェスタの審査員の川崎一泰先生、ハリスン・ブライアン先生、横山陸先生から「よくまとめて勉強していて、分析もしている。」「どの学生の入念に調べてきていて面白かった。」「発表の仕方がよかった。準備をよくやったと思う。」などと総評をいただき表彰式は終了しました。
懇談会中のインタビューでは「今まではシンボリックなポスターだが、発表を聞けなかった人にも内容がわかるような学会のポスター発表のようにしてもいいのではないか。」などの意見もいただきました。
同級生や先輩方の研究発表は私たちにとっても、大変良い刺激になりました。発表者のみなさん、実行委員会の方々、お疲れ様でした。
レポート:国際政策文化学科1年 関

最優秀賞を受賞した伊藤さん

優秀賞を受賞した北さん(左)と櫻井さん
優秀賞を受賞した右から加藤さん、千葉さん
優秀賞を受賞した右から谷本さん、三輪さん
ポスター部門最優秀賞を受賞した左から竹井さん、渡邊さん
ポスター部門最優秀賞を受賞した倉島さん(左)チームを代表して

懇親会で交流を楽しむ発表者達
ゼミを越えて発表の反省や良かった点を語らいました

ハリスン先生による総評