総合政策学部

総合政策学部政策科学科3年生の廣谷鈴乃さんが“第2回学員経済学会論文賞”で優秀賞を受賞しました

2019年08月02日

こんにちは、FPSニュースです。第2回学員経済学会論文賞1で優秀賞を受賞した、総合政策学部政策科学科3年生の廣谷鈴乃さんにインタビューさせていただきました。
青木英孝教授のゼミでコーポレートガバナンス2
を学んでいる廣谷さんが「大学不祥事のインパクト-問題を起こしてもペナルティはないのか」というテーマで論文を発表しました。

Q なぜこの研究テーマにしたのですか。
企業で不祥事が発生した場合には株価の暴落など社会的制裁を受けるのに対し、大学不祥事にはどのようなペナルティが科されるのか疑問に思ったからです。また、企業不祥事に対する研究は進んでいますが、大学不祥事に対する研究はこれまであまりないので、研究の余地があると考えたからです。

Q 論文作成の流れを教えてください。
ゼミで1年を通して1つの論文を書くことになり2年生の7月頃にテーマを決めました。そこから1,2か月、大学の不祥事と志願者数のデータを集めたのですがうまく結果が出なかったので、そこから1か月は偏差値の変化を調べました。そんな中、10月頃に青木先生にこのテーマでリサーチフェスタ3に出てみたらと勧められ、11月の本番に向けて研究を進めました。リサーチフェスタへの出場は想定外の出来事でしたが、審査員の先生方からは有意義なコメントを頂くことが出来ました。新しいことに気づくことができたことが、論文で賞をいただくことにつながったと思います。今は論文のデータの充実を図ってより良いものに仕上げるべく頑張っています。

Q 今回の論文を作成した上での反省点や改善点はありますか。
もっと準備期間を長くとるべきだと思いました。期間が長ければ、データをたくさん集められ、より信頼性の高い論文になると思います。また、青木先生の「いい論文を書きたければいい論文を読みなさい」という言葉の通り、いい論文を読むことも大切です。以上の反省点を通して私が皆さんに伝えたいことは、論文を書く際は準備をしっかりとして様々な情報を取り込み、より信頼性の高いものにしていくことが大切だということです。

 


 1 学員経済学論文賞 中央大学学友会学術連盟経済学会に在籍していた卒業生で組織されている学員経済学会支部(会長 鈴木敏文 株式会社セブン&アイ・ホールディングス名誉顧問)が設けている論文賞。
 2 コーポレートガバナンス 経営者のやる気を高め、暴走しないようチェックし、良い経営をさせるための規律づけの仕組み。(談:青木英孝先生)
 3 リサーチフェスタ ゼミなどにおいて勉強した日ごろの研究成果を学生たちが発表し合う、2013年度から始まった総合政策学部の公式イベント。

(取材担当:FPSニュース学生制作委員会  今福、関、千田 以上2年)

 

*FPSニュースとは

FPSニュース学生制作委員会(総合政策学部の学生が自主的にニュースを制作する団体)が制作したニュースです。

総合政策学部のイベントや学生・教員へのインタビューといった学部内の情報を受験生や学部生向けに発信するニュースを制作している学部公認の委員会です。企画・取材等ニュースの制作はすべて学生が担当しています。制作したニュースは学部の公式HPに掲載されます。