総合政策学部

総合政策学部国際文化学科2年生の梅沢有里沙さんが“TOMODACHI 住友商事奨学金プログラム”の奨学生に選ばれました

2019年06月13日

こんにちは、FPSニュースです。今回は“TOMODACHI 住友商事奨学金プログラム”の奨学生に選ばれた、総合政策学部2年生の梅沢有里沙さんにインタビューさせていただきました。

 

Q  なぜ住友商事の奨学金を受けようと思ったのですか。

  1. もともとアメリカに留学したいとは漠然と考えていましたが、そこで何を学んでくるのか、そして帰国してどのような進路を考えるか、はっきりしていませんでした。TOMODACHI 住友商事奨学金プログラムへ提出する応募書類に「アメリカへの留学を通して達成したいこと、自身が持つグローバルな視野、留学を実現するために打ち勝つ必要がある障壁」などを盛り込んで書く英文エッセイがあります。今の自分について、深く考える良いきっかけになるのではないかと、挑戦してみようと思いました。実際、それを書くことを通じて自分のやりたいことや目的が明確になりました。帰国後のプログラムが充実していることも魅力に感じました。

 

Q  交換留学先のカリフォルニア大学デービス校では主に何を学ぶ予定ですか。

  1. 心理学です。これまで、生きづらいと思うこと、辛いと思うことが多くあり、この苦しみはどこから来るのだろうかと考えてきました。色々な要素が背景にあるはずで、社会を広く学びたいと総合政策学部に入学しました。そして特に興味を持ったのが心理学でした。中でも親子関係をテーマにして、親の精神的な問題が子供にもたらす影響や、そのような苦しむ子供にどのように寄り添うのか、どのように助けることができるのか、そうしたアプローチの方法として発達心理学・臨床心理学を勉強していきたいです。幸運にも「親子関係」や「虐待」を専門としている先生がいらっしゃったので、その教授のもとで学んでいきたいと思います。アメリカは日本に比べてカウンセリングを受けることが身近で特別なことではないので、日本との違い、日本ではなかなか一般的にはなりにくいことの理由を学んできたいと思っています。将来的には、社会を支えるアクセスしやすいものとして、カウンセリングやこういったケアが定着するような仕組みを考えたいと思っています。

 

Q  これまで心がけてきたどんなことが、奨学生に選ばれることにつながったと思いますか?

  1. 自分の経験や感じてきたことに対して、そこにこもるのではなく、客観的な視点を持って分析したことではないでしょうか。自分とは違う視点を持つ人と話をしたり、他学部履修をして文学部の先生にも指導をいただくことで多くのことを発見できたと思います。学部での授業も有意義で、様々なテーマについてのディスカッションをして、結論を出す作業を通して多くの気づきを得ることができました。

 

Q 将来の目標を教えてください。

  1. 精神的な問題に苦しむ1人でも多くの子供の力になりたいです。それはカウンセラーという仕事ではないかと考えており、学部卒業後は専門的に学びたいです。

 

Q 人に優しい社会の実現にはどんなことが必要だと思いますか?

  1. 生きづらさを抱えている人がたくさんいる中で、それを支援するサポートがあまり充実していないと感じています。そのような中で私たち一人ひとりが身近な存在に目を向けて、関心を持ち、話を聞くことが第一歩だと思います。ちょっと様子がおかしい時に、「どうしたの?」「いつもと様子が違うけど大丈夫?」などと、ちょっとした変化に気が付いてあげられるのは、身近にいる友達や家族、そして大人たちです。リテラシーの向上をし、みんなが気付いてサポートできるような社会になったらと思います。 

FPSニュース取材チームのインタビューを受ける梅沢さん(写真右から2人目)。インタビューは関さん(写真右)、記録は今福さん(写真左から2人目)、撮影は千田さん(写真左)が行いました。(学部事務室記)
    

                                                    

FPSニュースとは

FPSニュース学生制作委員会(総合政策学部の学生が自主的にニュースを制作する団体)が制作したニュースです。

総合政策学部のイベントや学生・教員へのインタビューといった学部内の情報を受験生や学部生向けに発信するニュースを制作している学部公認の委員会です。企画・取材等ニュースの制作はすべて学生が担当しています。制作したニュースは学部の公式HPに掲載されます。

 

TOMODACHI 住友商事奨学金プログラム    TOMODACHI Initiative ホームページより引用

交換留学生として米国へ1年間留学する学生に奨学を支給するとともに、ニューヨークに本社をおく米州住友商事にてネットワーキングを兼ねた研修の機会を提供します。