総合政策学部

~スポーツによる地域活性化~
FLP小林勉ゼミ「福+(ふくたす)プロジェクト」がメディアで紹介されました

2017年12月21日

中央大学総合政策学部教授・小林勉の専門分野はスポーツ科学、開発学。スポーツによる地域の活性化について研究しています。

 

FLP 1 スポーツ・健康科学プログラムと地域・公共マネジメントプログラムの2プログラムで開講する⼩林勉ゼミは、「スポーツによる地域活性化」を研究テーマとして活動しています。2014年より、地域密着を掲げるJリーグクラブ「ブラウブリッツ秋田」との共同研究プロジェクトを推進し、その活動の様子が秋田県内のメディア各社で紹介されましたので、ご案内いたします。

 

今年で4年目となるプロジェクトは、「スポーツを通じて、ちょっとした“福”を+(プラス)してほしい」という想いから「福+(ふくたす)プロジェクト」と命名。今年度は「いきいき体操教室」「グラウンドゴルフ大会」「アスリートの食事・栄養の摂り方セミナー」など、大人から子どもまで多世代がひとつになって楽しめる8つの企画を実施しました。イベントの参加者は、9月3日に開催された「ブラウブリッツ秋田」のホームゲームに招待され、実況解説付きの「特別観戦シート」で試合を楽しみました。本年度のイベントの総参加者はのべ347人にのぼり、メディア各社はこの活動を「年齢を問わず参加できる素晴らしい取り組みだ」「東京の大学生が、秋田に新しい交流の機会を生み出した」などと評しています。

 

9月3日の観戦試合後にフィールドで。
浦田佳祐さん(右から3番目)

FLP小林勉ゼミの代表を務める、政策科学科 3年 浦田佳祐さんは「より多くの人に参加していただけるよう、イベントに磨きをかけるとともに、活動内容をわかりやすく紹介するパンフレットやチラシなどを制作し、スポンサー企業に配布しました。学生自ら営業して協賛金を集めることも新たな挑戦のひとつでした。」とプロジェクトを振り返りました。

 

また、FLP小林勉ゼミでは、イベントに参加した高齢者などを対象に、運動やスポーツ観戦の前後に気分の変化に関するアンケートを行いました。集められたデータは「POMS (Profile of Mood States)」という指標を用いて測定し、「運動」が持つ心理的効果を数値化しました。この検証結果は総合政策学部の学生研究発表会「リサーチフェスタ 2017」で報告され、「敢闘賞」及び、総合政策学部の学生の投票によって決まる「ポスター部門 最優秀賞」を受賞しました。

リサーチフェスタでは「発表を聴いてみたい」
と思わせる訴求力が問われる
「ポスター部門 最優秀賞」を受賞

【「福+(ふくたす)プロジェクト」報道各社】
・AAB秋田朝日放送
・AKT秋田テレビ
・AAB秋田朝日放送
・秋田魁新報社
・CNA秋田ケーブルテレビ

 

【お問い合わせ】
中央大学 FLP 小林勉ゼミ
〒192-0393 東京都八王子市東中野742-1
MAIL :chuo.kobazemi.2016◎gmail.com
◎を@に変えて送信してください。

福+(ふくたす)プロジェクト 開催イベント

FLP=ファカルティリンケージ・プログラムとは

ファカルティリンケージ・プログラム(FLP)とは、各学部に設置されている授業科目を有機的にリンクさせ、新たな知的関心の領域に対応する教育の「場」を設定するプログラムとして誕生しました。学生は所属学部に学びながら、プログラムの履修ができます。

本プログラムは、学生がそれぞれの所属学部で主専攻の課程を修めるという基本的な枠組みのもとに、学部の枠を越えて設けられた新たな知的領域を系統的・体系的に学修し、学際的な視点から専門知識の修得と問題解決能力を高めることを目的としています。

現代社会において、このような学際的な領域の問題解決能力を必要とする職種が年々増えていることから、「環境」「ジャーナリズム」「国際協力」「スポーツ・健康科学」「地域・公共マネジメント」の5プログラムを開設しています。