総合政策学部

総合政策学部2年 福島 宏昌さん 第46回二輪車安全運転東京大会Cクラスで優勝

2016年06月08日

Hiromasa Fukushima
総合政策学部2年 福島 宏昌さん

このたび、総合政策学部2年 福島 宏昌さんが 第46回二輪車安全運転東京大会 Cクラス(年齢20歳未満50cc)で優勝しましたのでご案内いたします。

 

-この大会はどのような大会なのですか?

福島:東京都交通安全協会と警視庁交通部が主催で、二輪車の安全運転技能向上を目的として行われる大会で、Aクラス(400cc以下)、Bクラス(401cc以上)、Cクラス(年齢20歳未満50cc)、女性クラス(50cc)の4クラスに分かれ、技能を競い合う大会です。

 

-チラシや、ネットで募集を知って参加されたんですか?

福島:私は中央大学の二輪愛好会に所属しているのてすが、そのサークルの活動の一つとして毎月、日野市交通安全協会二輪車部会主催の日野二輪車安全運転講習会(運営:警視庁日野警察署 毎月第3土曜日開催)に参加していまして、そこで日野警察署の方に参加してみないか?と声を掛けて頂きまして参加を決めました。私は普段750ccと250ccのバイクに乗っているのですが、Cクラスにエントリーできる最後の年ということで、Cクラスにエントリーしました。

優勝メダル

-具体的にはどんな内容なのですか?

福島:「ブロックスネーク」という折れ曲がった一本道を、規定のタイムで走行する種目や、「スラローム」、「ちどり走行」など8種目プラス法規走行という内容です。減点方式なので、ミスが少ない人が勝ちですね。

 

-どれも簡単ではなさそうですが、優勝する自信はあったのですか?

福島:参加者に高校3年生で趣味でスタントをしている子がいて、走りを見ていたら、私にはとても出来ない乗り方をしていて、勝てないなぁと思っていました。私は、午前の種目が終わった時点でミスも結構あって、自分の中で5位ぐらいだと思っていたのですが、午後の種目のコーススラロームで良いタイムが出たことが嬉しくて。それから調子が上がって、ミスもなくなり、優勝という結果になりました。

 

-8月には全国大会があるんですよね?

福島:各クラスの優勝者は、8月の6、7日と鈴鹿サーキットで開催される全国大会に個人戦と団体戦で出場予定です。

-団体戦もあるんですか?

福島:各クラスの優勝者4人が東京都代表ということでチームを組んで、団体戦もやります。なので、これから府中の試験場や世田谷喜多見の練習場で毎週練習をします。

 

-今後はどのような活動をして行きたいですか?
福島:中央大学の二輪愛好会は、ただバイクに乗ってツーリングするだけではなく、警察と協同で安全運転講習会をしたり、安全意識とバイクマナー向上のために積極的な活動を行っています。今後もイベントや大会に参加して、バイクの普及と安全運転の推進に取り組んでいきたいと思っています。

個人的には、昔から同窓会のイベント等を企画するのことが多く、いつも、一人のバイク乗りとして何か興せないか?と考えてまして、昨年末に、友人と共同でインカレ方式の団体を結成し、ツーリング等の催しを行っています。これからは、その団体でコースを貸し切って、技術向上の為の練習会を開きたいですね。偉そうかもしれませんが、自分より経験の浅い、出来るだけ多くのライダーに、自分の知識と技術を共有出来たら嬉しいです。

 

-個人的な目標はありますか?
福島:まずは、次の全国大会に向けて全力で取り組む事と、その他は、日本のバイク文化を守って行きたいです。私は、日本のバイクは日本の文化だと思っています。自動車もそうですが、日本のバイクメーカーは世界でもトップクラスで、4メーカー(カワサキ、ホンダ、スズキ、ヤマハ)がそのまま世界4強と言われています。しかし、日本のバイク人口は年々減少していて、国内の市場は右肩下がりです。この日本の高い技術力は、何としても守らなければならないと思うんです。そのためには、イベントや大会に出て、今回のようにニュースに取り上げてもらって、バイクのことを知ってもらいたいですし、バイクに乗らない人にもきちんと乗れば危険ではなく、安全で便利でエコな乗り物だと理解してもらいたいです。


-将来は、やはりメーカーに就職希望ですか?

福島:1年次の基礎演習(平野晋教授)で、裁判の判例研究をしました。単に法律に関する知識を得る、というだけではなく、何故その結論に至るのか?なぜ納得するのか?等、判例の指摘をしていく上で、自分の倫理観や物事の見方にまで疑問を抱いて考える必要もあり、自身の“考える力”を養う素晴らしい機会でした。多角的に物事を考え、座学だけでなく、アウトプットも学べる総合政策学部での学びを活かして、バイクメーカーに就職し、バイク普及に貢献したいと思っています。


-全国大会に向けて頑張ってください!
福島:ありがとうございます!頑張ります。

 

 

第46回二輪車安全運転東京大会の模様は下記リンクでご覧いただけます。